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『侠客探偵・簡不知』

本格推理時代劇ってけっこう中国ドラマ多いですね。スマホも科学捜査もDNA鑑定も無いから逆にものすごくアナログで面白かったりします。でもなんとなく、キャラが好きになれなかったり、眠くなっちゃうものもありますが、このドラマは、ストーリーがうまくできていてすごく良かったです。


主人公の父が殺された惨劇の渦中にいたはずなのに、すっかりそのあたりを記憶喪失で忘れている主人公の探偵(という仕事)簡不知くん。観察力もするどいし、頭もさえていますが、江湖が舞台で父も登場人物のほとんども侠客か暗殺者かの手練れなのに、一人、全然武術ができなくて、まあある事情もあるけど、ちょっと体が弱くて草食系。演じるユイ・ジーウェイはすごくイケメンで、184cmでスタイルもよく好感度抜群な俳優さん。


そして、相棒の義侠心は熱いけどあまり頭のよくない、でもかっこいい、ワン・イェンヤン。この人も184cmだけど、ユイ・ジーウェイよりは前から(『琅琊榜』とか)ドラマに出ていたみたいです。でも二人ともお初でした。2人がすごく良いケミです。これはバディものでは必須ですね。ちゃんと、この人の役も成長がありますし、2人ともラブもあります。


ラブが結構ややこしい。女性たちが刺客だから。こういう場合悲恋っぽくなる場合もありますが、どうなっていくかは、シーズン2にもちこまれました。


シーズン1の最後はびっくりしますよ、全く(笑)面白いです。


いくつか、行く先々の事件に巻き込まれますが、基本的に「嵐の山荘」タイプ。離れ小島だったり、山の上だったり、絶対に外部から侵入できないから、そこにいる5,6人の中に犯人が必ずいるというフーダニット(誰がやったか探偵が解いていくタイプ)の本格推理なのです。

いろんな、死体の近くにある証拠とか、証言とか面白いだけでなく、その後メインに流れているストーリー(簡不知くんが、父の事件の謎を知る人を探したいという)にも関連させてくるところが上手くできているのです。


推理系が好きな人は絶対楽しめる時代劇だと思いました。9点にします。


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