『皇帝の恋:寂寞の庭に春暮れて』
ちょっと一昔前のドラマのようなシナリオ・・・と言っても5年前の中国ドラマですが。
でも、ヤン・ミーの元夫の、ハウィック・ラウの若き名君ぶりがすごく良かったです。
チャン・ビンビンは、苦悩する2番手でこの人はこういうイメージがついている(永遠の桃花とか)からか違和感無く、辮髪もかっこよくてこれまた良かったです。
問題は女性陣。と言っても女官たちはみんな綺麗で衣装もすばらしいのですが、脚本か原作が古いらしく、昔の男性の小説によくある、「女は何考えとるかわからん」的な部分が多く、ヒロインもどっちつかずというか、何がしたいかわからない女性にしあがっていました(『華麗なるギャツビー』のデイジーのように)。しかもヒロインが、スキャンダルまみれの、ジェン・シュアンだったので、そういうリアルな俳優さんの生活はあまり気にならない私でも、どこまでも純粋な役をやっていると、ちょっと嘘くさい感じが否めない感じでした。
その他の女性も愚かな人が多く、なんとなく楽しめない雰囲気でしたが、大筋は、スーパー名君の康熙帝の若き日の恋を描いていて、美しかったです。そんなに女官に一途になれるわけもないのですが、まあ、そういうドラマだとして見るとけっこうハマれました。
清王朝の満州族は、もと女真族だとわかってきて、いろいろ歴史を知っていくと、ドラマも面白くなってきました。 そうですね。8点つけておきます。
Comments