台湾ドラマ『時をかける愛』

タイムスリップのようなパラレルワールドのような、謎な世界のドラマ。

もともと30分わくで45回のものを23回にしてありました。それでも一回が長くなくてさくさく進みます。でも、このドラマは、ネットなどで続けて見ないと私のように週１で見ると、かなり混乱します。同じ女優さんがユーシュエンとユンルーを演じているし、リアルタイムの「現在」も微妙にいろいろ変わるからです。

それにしても俳優さんたち、高校生、大学生、大人（30代）までメイクを含めよく化けています。演技もうまい。ヒロインはもちろんすごく良かったですが、相手のグレッグ・ハン君。これでブレイクしたらしいですが、高校の時女子なら絶対惚れる男子って感じの男の子を演じてます。どの役の人も難しい場面が多いし、ほんと上手だと思いました。

お話はちょっと破綻していますが、ミステリ部分はちゃんと結論が出ますし、そんなことより、せつなくて青春でとにかく引き込まれます。

最終回のビデオが流出し、差し替えられた（？？）という事件があったらしいのですが、日本の放送で、オリジナルのエンディングシーンが流れ、そこもすごく良かったです。なんだかよけいにドラマチックに最終回が終わっていました。

このドラマもOSTがものすごくいい。最初のタイトルロールの映像も音楽も秀逸。遠い、淡いものがなしくなるような思い出の世界。東洋人ならではと思ってしまいます。

途中、私だけかもしれませんが、ヒロインにびっくりする展開があり、そのあたりちょっと中だるみした気がしましたが、それでも9点です。