メトロポリタン古代エジプト展
神戸市博物館に行ってきた。女王と女神がテーマ。
秋は、いい展覧会が多くなる。
最近、勉強中の詩人が、古代の女王や女神の名前を多用するので、エジプトの神や女王について
もっと知りたくなった。
ハトシェプスト(この首の女王)は、言わずと知れた最も権力があった女王の一人。アメリカが発掘したでっかい葬祭殿でも有名。
メトロポリタンが中心になって発掘した1920年代の8ミリも見られる。
家父長制が確立されていないエジプトは神官や歌手(巫女のような仕事かも)など、ミイラにしてもらえるくらい位の高い女性がけっこういたようだ。
プトレマイオス王朝の女王(クレオパトラとか)は、アレクサンドリアに住んで、アレクサンダー大王の末裔だから、ギリシャ系の顔をしていたとも言われるが、じゃあ、このハトシェプストさんは、どんな民族系?
やはり、アラブと黒人の間のような・・・・ しかし、肌の色は、白く描かれている。
エジプトの女王や王妃は、美しくしておかないといけなかったらしく、一日に何度もお風呂に入ったらしい。
それだけでなく、セクシーさが求められた。官能的というのは、その後の三大宗教がどれも危険と思ったのとかなり違って、エジプトではとても大切だったようだ。
生殖、命、再生など、エジプトで重んじられたこととつながっているから。着ているものは、伸び縮みする織りの紀元前1500年にしてはびっくりの衣装だから、ボディコンシャスで女性はセクシーに見えやすいよね。
イシスはエジプトの一番上の位の女神かと思っていたら、もともとエジプトではないのですね。
ハトホルという女神がもともとエジプトの一番の神様らしい。
牛の顔だったりする。 豊穣、誕生などをつかさどっている。アメン・ラー神は、王様と一心同体なんだろうけど、このハトホル女神も一番に祀らなきゃいけない女神らしい。
なかなか面白い展覧会でした!