ファントム@梅田芸術劇場(辛口です)
うわ~~~~ 一人でも歌える人がいたら・・・・・・
今回のこのカンパニーの主要キャストは、ビジュアル重視なのでしょうか。
ファントムもクリスティーヌもキャリエールも見栄えはよく、演技もまあまあいいのです。すごい汗だくで、熱演なのはわかる。でも、ほんと声量無いよ、みなさん。
特にファントム! 僕のクリスティーヌ~~♪ とか、天使の~声~をーー♪とか、最後盛り上げるところ、全然足りません、城田優くん。
宝塚の3人のファントムのほうが歌えていた。まあ、蘭寿とむさんは、おいておいて。やっぱり、春野寿美礼さんは、いい声だった。でも、彼女のエリックは、ちょっとかわいそう感が少なかったから私的には、和央ようかさんのエリックがせつなくて哀れな感じが出ていていいと思ったな。
キャリエールも歌は少ないけど、一番泣けるところだから、本当は・・・・
樹里咲穂は、うまいから、エリックとの銀橋での掛け合いは、泣けたなあ。
吉田栄作さん、かっこいいけど、ほんと、声かすれてて出てません。もしかしたら、東京公演は出てたのかな。宝塚の人は、1か月以上の公演に慣れているからね。
あれだと、最後感動しないなあ。
そして、新人?の山下リオちゃん。もお、大塚ちひろみたいにへたなのに、ミュージカルのヒロインやっちゃって、って思って、似てると思ったら、妹なんですね。びっくり!
すでにいろんなドラマに出て、モデルもやっているんですね。演技はまあできているものね。
声はすごくいいソプラノだから、訓練すれば声量も、音域も増えると思う。可能性はありそう。
でも、今の時点では、みんながビストロで驚くほどの歌は歌えていないかも。
やはり歌の最後の盛り上がりに欠ける。高音は特に小さい。
最初の「メロディ、メロディ、」って町で歌うとこは最悪だった。最初にえ~~~~~って思ってしまった。
たっぱはあるし、かわいいから、実力つけてください!!
そして、今回、母がファンのLE VELVETSのメンバー、日野真一郎くん、演技は、やっぱりオペラ入ってた。オペラ歌手だからしょうがないけど・・・・ ちょっとわざとらしい感じ。
歌は・・・・・うーん、いつものLE VELVETSのコンサートで聞く通り。可もなし不可もなし。
でも、でも、シャンドン伯爵として、若々しくちょっとプレイボーイっぽく、恋する若者としてまあ、できていたと思う。 立ち回りが意外と良かったよね。
宝塚と違って、エリックの母親は、クリスティーヌが演じるんですね。それは別に悪い演出ではないけど。
若い時のキャリエールをダンサーが演じていて、青山航士さんという人が踊っているんです。彼はちょっとかっこいいけど、顔が大きくて背は低くないけど、バランス悪い。でも、ドラマチックなダンス良かったです。宝塚だったら、若い時のキャリエール、けっこうかっこよく演じられていたような気がする。
カルローッタのマルシアさんは、ちょっとうますぎない?って思った。エリックがひどい歌声って言ってるのだから、映画ほどではなくても、変な声をあげる必要があるのでは?
なんか、批判ばっかり書いてしまいましたが、好きなミュージカルだから期待しすぎました。。。。。。ということで。