『医女明妃伝』
中国歴史ドラマは、いつもHDDに一つはとっている感じです。
リゥ・シーシーは、ちょっと見すぎておなかいっぱいなのですが、まあかわいいし、所作がきっちりできているので、時代劇安心して見られますね。
ウォレス・フォも本当に稼いでいますね。毎年人気ドラマに出ているのではないでしょうか。
きれいな人ですが、このドラマの皇帝はオイラト(モンゴル西部の部族)に捉えられて捕虜になってやつれちゃうし、最初のほう、暗君(名君、明君の反対)と呼ばれているので、最後のほうまであまりかっこいい彼に会えません。
でも一途にヒロインを思ってくれています。
医女は、地位が低いし、韓ドラでもその時代によって無くなったり、ひどい扱いになったり、いろいろなようですが、中国でも儒教中心の国家では存在自体まれだったようです。
譚允賢という女医さんは著書もあるし、15世紀の明に生きた実在の人のようです。
オイラト族の有名な族長、エセンにも愛されちゃうんだけど、これはフィクションかしら。
このドラマで面白いのは、21世紀でも治せなさそうな病気をはりと漢方薬で治しちゃうところと、総合内科とかドクターGじゃないけど、複雑な症状を見て診断をくだすところ。
後、ラブラインはまあそれなりにいいのですが、皇帝と允賢さんが、オイラトの捕虜になっていろいろ苦労し、最後は北京まで逃亡するところが面白い。このあたり、さすが中国史劇は、スケールでかいです。
皇帝の弟、ホアン・シュアンという俳優さん、最近頭角を表してきたらしいですが、ビジュアルがいまいち。他にきれいな俳優さんはいっぱいいるので、今後どうなっていくのでしょうか。でも今回の演技を見ても、古典舞踊を若い時からやっているというだけあって、安定した演技って感じがしました。でも中国ドラマの主役級にしてはイケメン度が低いかな。
ヒロインがありえないくらい紆余曲折を味わうのですが、優秀な女性なので、見てて面白かったです。
9点にしたいと思います。