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大阪四季劇場『ソング&ダンス65』

久しぶりに劇団四季を観劇。四季は、創立65周年だそうです。先月、創立メンバーで劇団代表だった浅利慶太さんが亡くなりました。去年、日下武史さんが亡くなったので、昔からの人はもういないようです。 昭和の頃はまだストレートプレイも多くて、市村正親さんのエクウスなど鮮烈な舞台でした。私は鹿賀丈史さんのファンだったので、彼がバサーニオで日下武史さんが素晴らしいシャイロックをされた、「ベニスの商人」もよく覚えています。鹿賀丈史さんといえば、ジーザスでしょうけど、ウェストサイドストーリーのトニーなんて可愛い(?)役もありました。 昔は地方公演では、お客さんが出口から出てくるとキャスト皆んなが並んでて握手してもらえたのです。(まだハイタッチなんてなかったです) さて、そんな四季は最近はミュージカル中心ですが、そのナンバーとアレンジしたダンスで軽く作品の一部を再現したコンサート的な、ソング&ダンスという作品。劇団の元中心的なダンサーで今は振付、演出をされる加藤敬二さんの作品です。 四季のミュージカルをほとんど見ている私のような人には、主役級の人がたくさん出て来て、有名なナンバーを歌ってくれるのでなかなかうれしい舞台でした。 ライオンキングの「ンナァーツィーゴンニャー マバキー♪はいつ聞いてもテンション上がります。今回一番嬉しかったのは、アラジンのジーニー役で人気急上昇中の瀧山久志さんの歌が聴けたことです。四季ってスターさんのプロフィールを明かさないので有名だから年が全然わからない。でも以前オペラにも出てただけあって、いい声のバリトン。そしてなんかコミカルで、ガタイが良くてジーニーにピッタリ。 ただ、ロン毛でパーマをあてていると、麻原彰晃にそっくりでビビリました。 私がアラジンを見た時はジーニー役は道口端之さんでしたが、どう見ても瀧山さんのほうが柄に合っていますね。

ちょっと熟年(?)になってきても美しくキレのいいダンスの坂本すみれさんのソロが見れたり、今回見れたらいいなと(四季はその日にならないとキャストがわからないので)思っていた岡本瑞恵さんが見れたのがうれしかったです。力強くていい歌声でした。表情も雰囲気も大好きです。

アラジンの島村くんは、ちょっと独特なお顔ですが、アラジンで見ていたので慣れていました。芝清道さんのファントムが圧巻でした。声が衰えないですね。『エビータ』のチェ・ゲバラなんていう懐かしいナンバーも歌ってくれました。

歌とダンスに堪能しました。次回の四季は9月の『恋におちたシェイクスピア』。鹿鳴館以来、久しぶりのストレートプレイです。楽しみ!

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