top of page

『トンネル~国境に落ちた血』

デンマーク・スウェーデン合作のミステリをドーバートンネルのイギリス・フランスの国境に舞台を変えてリメイクした刑事ドラマ。

トンネル内の線が引かれた国境をまたいで死体が寝ています。捜査官が移動しようとすると、ちょうど国境のところでお腹から二つにわかれてしまうというものすごい冒頭の謎から始まって行きます。

しかもこの二つの死体は、別人なのです。フランス側の上半身は国会議員なので、そこから操作が始まります。

フランス側は、30代前半の若い切れ者の女性刑事、イギリスは、5人の子供を持つ人情派中年男性刑事が中心となり、合同捜査になります。

このドラマの一番面白いところは、言葉も文化も異なる人達の合同捜査というところ。

唯一、このフランス女性は英語ができるのですが・・・・この人のキャラがすごい。アスペルガーじゃないの?と思うくらい、クールで家族も友達も恋人もいない。でも推理はすごいですけど。

男性の方は、再婚の奥さんが黒人(?)だし、その他人間関係も複雑でそういうのがどんどん、事件と関わってきます。

猟奇的な事件が次々起こり、普段描かれ方がマイルドな韓ドラを見ていると残虐でちょっと怖い時もありました。

しかしながら、謎解きが大好きな私は、この最初の謎の提示がすごすぎて、最後まで見てしまいました。

けっこう有名な俳優さんも出てきます。クールでドライなドラマですが、男性刑事がハイティーンの息子を持て余しているちょっといい感じのオジサンなので、そこは面白いのです。

フランスの推理ドラマは何これ~~~~~な時が多いのですが、さすがにイギリスの刑事ものは面白いですね。

(まあ、フランスと合作ですけれども)

​Recent post

bottom of page