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『パチンコ』

韓国系アメリカ作家、ミン・ジン・リー原作の小説のドラマ化。日本人として胸が痛いシーンは多々ありますが、つべこべ言わず見た方がいいと思うドラマ。日帝時代に結婚して日本に渡ってきた一人の韓国人女性の一生、その孫の世代まで続く在日の人たちの苦労など、想像が及ばないところもたくさんあります。ユン・ヨジョンさんは、アカデミー女優なので、アメリカや世界受けも良かったと思いますが、その他のキャストも素晴らしいです。


イ・ミンホは上手い役者さんじゃないかもしれないけど、役者らしい役者だなと思わせられます。ヒロインのキム・ミンハは誰?という感じでしたが、ものすごく上手いし、視聴者を没入させる雰囲気を持っていますね。韓国とカナダのロケ、日本の40年前を再現したセットなど、さすがにアメリカの制作だなと思わせられます。


シーズン1は、え??と言う間に終わってしまいますが(8話だけ)またシーズン2を見たいと思いました。事実はどこにあるのか歴史としてわかりにくい所もあるのかもしれませんが、韓国人がとらえた近代の日本での在日の人の現実というものは実際にそこにあったわけであり、忘れたり無かったものにしたりはできないと思うので、しっかり知っていくべきだなとも思います。


しかし、ドラマは、アメドラ風だなと少し感じるくらい、面白い展開にできているし、コミカルな部分もあったり、普遍的に共感できる世代の違いや、孫とおばあちゃんの絆や資本主義社会に翻弄される人たちやら、純粋に感動できます。


とにかくシーズン1ではこれからこの孫(主人公の一人)はどうなるのか、イ・ミンホはどうつながっていくのか、全然わからないまま話が終わってしまったので、次が楽しみです。

9点にします。


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