top of page

『ヴィンチェンツォ』

タイトルは、ビンセントさんという名前のイタリア名ですね。この名前の響きと言い、ドラマの中での使われ方といい、絶妙です。ネットフリックスでは、いまだにポスト『愛の不時着』として、ベスト10に入っているらしいです。見た人はそれほどじゃないよと言っている人も多かったですが、私はやはり、いろいろな意味ですごいドラマだと思いました。


テーマ自体(悪を持って悪を制す)は悪くないし、tvN局って、クライムサスペンスが多いので、珍しくはない感じのストーリーですが、こういうダークヒーローは、お茶の間向きではないでしょうね。でも、法治国家で正義が行われていない場合(どこの先進国でもありますが・・・・)どうするかというのは、けっこうシリアスな問題かもしれません。


とにかくソン・ジュンギがかっこいいです。童顔だし、体型も細いし、なんかチャラいし、前作の『太陽の末裔』の特殊部隊の中隊長とか、今回のマフィアのコンシリエーレ(顧問)とか、まーーったくガラに合っていないようで、スタイリッシュにスーツを着こなしていてイタリア語で悪態をついて、なんかそれらしい感じに見えてくるのです。


ヒロインのチョン・ヨビン、『恋愛体質』にも出ていますが、このドラマでブレイクしたようです。整形無しできれいな女優さんの仲間??かもしれません。スタイルもいいし、めちゃめちゃコミカルな演技がうまいし、これから楽しみな人です。


悪役さんたちもちょっぴりコミカルですが、クァク・ドンヨン君がいい味出していました。王様の護衛(スターへの登竜門的な役ですね)時代から目立ってましたけど。テギョン君は元アイドルで10年前演技力ゼロとか言われたと思うのですが、よくぞここまで成長したなあと思います。


奇想天外な展開というのか、弁護士がたくさん出てくるのに、法廷で戦うシーンが少ないというか(笑)無茶苦茶な感じが私はけっこう好きでした。画面はロケも美術館も美しくてスタイリッシュです。あと、『パラサイト』のイ・ソンギュンさんのモノマネしてくれる弁護士さん好きです。


8.5点にしておきます。





Comments


​Recent post

bottom of page