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『瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜』

このドラマは、四の五の言わさないというスタンスだと、最高の宮廷ドラマかもしれません。

とにかく、面白い!長いのに飽きさせない!痛快!

宮廷の奴婢から妃までのし上がる女性の話はけっこうありそうですが、これは、フィクション部分が多そうだけど、とにかく面白いから許される(笑)

瓔珞(えいらく)という人は本当に強くて賢いんだけど、敵に回すと怖くて、腹黒く感じるでしょうね。皇帝に中国史上最も愛されたという美しい皇后、富察(フチャ)氏演じる、チン・ランさん、めっちゃきれいです。品があってたおやかな美しさ。現代ドラマの主人公もしていますね。

その他、いろいろな階級の妃もキャラがたっていて面白いけど、なんといっても唯一無二の宮廷女官キャラ、えいらくさんは、すごい・・・ウー・ジンイェンという女優さん、この役がこの先ついて回って大変かもしれませんね。強烈です。容赦ないです。でも卑劣な感じではないので、痛快ですね。


しかしながら、このドラマでブレイクし、この後快進撃をとげたシュー・カイ君、本当にきれいな御前自衛です。辮髪で見た目つるつるでもすごくとにかくイケメン・・・このドラマでこの人にやられない人はいないでしょう。

乾隆帝は、清朝で最も有名な皇帝ですが、ものすごく真面目に政務をこなしていたのは、ドラマでも表れますが、その他の政治はそんなに出てきません。川が氾濫し被災民をたくさん抱えて、インフラ整備を急いでいるというのは、伺えます。ニエ・ユエンは、すごくかわいいおじさんって感じの皇帝です。すっかりえいらくに負けているんだけど、威厳があって、なかなか素敵です。

海蘭察(ハイランチャ)演じるローレンス・ウォンと、皇后のチン・ランがこの後つきあっていたとどこかで読んだので、あまりキャスト達のスキャンダルを気にしない私もちょっとびっくりしました。(年の差がありそうだし・・・)


やはり、清の王家、貴族たちは、もと女真族→満州族だから、大事にしている風習が違ったり、(馬はとっても大事ですよね)漢民族の重臣に気を使ったり、そういうのがちょっと面白かったです。しかし、漢の時代に一応確立された官僚制度をずっと他の民族が中華を統一しても守ってきたのはすごいですね。ある意味、現代も続いているような部分が見られます・・・


そんなことはおいといて、とにかく、ドキドキはらはら、セットや衣装の豪華さにうっとりする間もなく、スピーディに話が展開します。

全く、中だるみなく見られたのは初めてだったので、10点です!宮廷物で一番です!


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