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『サイコだけど大丈夫』

これは、ブロガーさんたちが褒めていた通り!すばらしいドラマです。

キム・スヒョン君、おかえり~ やっぱり、イノセントなつぶらな瞳は変わっていなくて、でも軍隊に行ってきただけあって、ナイスバディになっていました。


ヒロインは、ソ・イェジ。人形のように美しいですね。


サイコとは、サイコパスかと思ったら、英語と同じサイコシスの略。つまり精神病のことです。

精神疾患の世界を描いて、ちょっとホラーっぽいって、それは差別になるし、ダメじゃない?とちょっと最初思ったのですが、全然そんなことはありません。

精神疾患を持った人の中にも善良な人や嫉妬深い人がいるでしょうし、ある意味とてもリアルに描いています。


それでも、おおすじは、まあ大人の童話(ソ・イェジは童話作家ですが)というか、ヒーリング系です。登場人物たちはそれぞれ成長するか、何か気づきがあります。


それにしても韓国ドラマの多様性というか、幅の広さに驚かされます。

スヒョンくんは、精神病院の保護士。そんな人がイケメンの主人公って!!!よくそれでラブストーリーが描けますね!ってびっくりします。

ソ・イェジはわがままな作家先生ですが、こういう役が一番いいかも。今までの弁護士とか、ましてや、無力で助けてもらうだけのか弱い女性とか似合っていませんでした。モード系の服を次々着こなしておしゃれだし、細くて美しい。ドラマの展開がどんなに暗くなっても、この二人がきれいで絡みが美しいので、ドラマがよく撮れています。


セットも病院とソ・イェジのお城みたいな家と下宿屋さんだけで、あまり大したロケも無さそうで、お金かかってるの、このドラマ?と思いますが、演出は非常にきめ細かいです。だから、いいドラマになっているのでしょう。スヒョン君も繊細な演技が必要とされる難しい役をこなしています。


しかし、演技がすごいのは、なんといっても、自閉症スペクトラム障害を持っているお兄さんをやっているオ・ジョンセさん。この人は、ちょっぴり大泉洋に似ていますが、悪役もやるし、面白い脇役さんです。実際自閉症の人が家族にいる視聴者はどう見るのか私にはわかりませんが、家族に見守られ、根気よく社会とすり合わせて行けるように家族が助けてあげると、このお兄さんのような希望があるかもしれないとは想像できます。


精神病院で患者さんたちに起こる事もいろいろ考えさせられる部分もありますが、このドラマは、サスペンスと謎解き、(よくあるけど)子供時代の事件の真相とか飽きさせない展開です。予定調和という感じではありません。けっこう展開が読めません。面白いです。


2番手俳優さんは、出版社社長のキム・ジュホンさん。遅咲きの俳優さんなのでしょうか。『キム・サブ2』で存在感がありました。けっこう好きです。もっと出てほしい。でも、けっこう年はいってそうです。


キャストもみんな良かったし、感動的なので、9点にします。




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