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『ザ・キング~永遠の君主』

壮大でロマンチックなすごいドラマです。映画級です。『トッケビ』、『シグナル』に匹敵するファンタジーです。キム・ウンスクという脚本家、10点満点ドラマ作家だなあと思います。

イ・ミンホのためにあるドラマともいえます。彼の長身で派手な顔立ち、白馬に乗っているだけで、何分も画面でもってしまうかっこよさ。陛下!とみんながかしづいても不自然じゃないカリスマ性。

別に細かい難しい演技が必要なわけでないので・・・・ 本当に彼に向いている役です。ちょっと彼以外には考えられないくらい・・・ファンではないですけど。

ゴウンちゃんは、お芝居うまいですね・・・トッケビでは幼い感じでしたが、すっかり大人になっています。

トッケビは、ゴウンちゃんじゃなくては成り立たなかったのですが、このヒロインは、彼女じゃなくてもよかったようにも思います。


私は、とにかく、おつきのボディガード、ウ・ドファン君、いいと思います。『マッド・ドッグ』で、若いのに、屈折した人間の演技がうまいなあと注目しました。今回も二人の人物をうまく演じ分けています。ちょっと演出過剰なところもありますが・・・


パラレルワールドや、時空を超える話やタイムスリップものは、理由とか整合性を探さなくてもいいのに、視聴者は何かしら、必然性や、なんで主人公がこういう目にあうの?って考えてしまうのですが、日本版の『仁』なんかは、最終回の後、家族でかなり討論になってしまいました。それほど、語る余地があったのですが、このドラマは、最初のうちは、二つの世界がどうなってるの?どういう意味があるの?って主人公たちも視聴者も考えていくのですが、だんだん、それがずれて、どうでもよくなり、変になり・・・という感じでとにかく、あまりそういう論理性、関係ないです!

なので、つっこむのはやめましょう。とにかく、キャラクターたちが面白いですし、設定や脚本はうまいなあと思わせるところが多いです。さすがに、キム・ウンスクさん、『太陽の末裔』と『トッケビ』を生み出しただけありますね。

太陽の末裔の時、思ったのですが、キャラクターの登場のさせ方が本当にうまいなと思います。映画的というか、舞台的というか・・・  スケールを感じさせます。


独特の不安感、ヒロイズムもこの脚本家さんの他の作品と似ていますが、このドラマは、何も考えず、そういう作品世界にどっぷりひたると楽しいと思います。


9.8くらいの作品ですが、まるめて、10点にしておきます。

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