『シークレット・ブティック』

キム・ソナ始めミドルエイジの俳優さんたちの演技力が光るドラマでした。

私の居場所を奪った人たちを許さない！復讐する！みたいな昼ドラはいっぱいあって、夜ドラもいっぱいあって、プロット自体はだいたい想像つくのですが、財閥のそれぞれのキャラが無茶苦茶暴走する人も含め、まあ丁寧に描かれています。

お母さんで、財閥のドンの、チャン・ミヒさん、最近悪役トップの役どころに収まっていますね。ちょっとふっくらしているから、そんなにこわ～～い感じでもないのですが、上手いですよね。

そして、若者二人。囲碁の世界で頑張ってきて挫折した女の子。と聞くと、『未生』の主人公を思い出します。この女優さんコ・ミンシちゃん。今まで不良っぽい役が多かったと思いますが、脱皮したかな。

主人公がミドルエイジだと、若い時の自分を重ねてしまう、面倒をみていく若者が登場するものですが、この若者が成長しすぎて裏切るのか、どうなっていくのかが問題です。

キム・ジェヨン（『100日の郎君様』の刺客が良かったですね）がキム・ソナを慕っている弟分なのですが、こういう場合、仲間になる若い女性と三角関係になっていき、主人公を裏切るのが昔風なパターンだと思いますが、さて、最後はどうなるでしょう・・・

王様とその恩を受けている将軍と美しい側室とか王妃（つまり、古くは、アーサー王とサー・ランスロットとグィネヴィア）という三角の男女反対版ですね。

それにしても、キム・ソナさん、人形のようなサイボーグのようなメークでダイエットもされて、背が高いから、モデル以上に素晴らしい衣装の着こなしです。高そうな衣装を次々着ています。演技は、抑えられてちょっとストレスたまらないのかなと思うほど、冷静沈着な感じ。叫ぶシーンがほとんど無いです。いつものようにコミカルな所も無いし、またコメディ見たいなあとも思います。

8.5点にします。