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『悪魔判事』

ジニョン君は若い時のチソンに似ているとずっと思っていたので、この2人だと顔の感じ、かぶらない?と思っていたのですが、まあ、ストーリーにそれなりに似ている意味があります。きれいな人たちですね。それ以外の俳優さんや女優さんがかすんでしまっています。


チソン演じる最高裁判所判事がけっこう無茶苦茶で、皮肉やさんで、投げやりかと思うと正義感あふれていたりして、まさに悪魔なのか天使なのかわからないミステリアスな役です。

展開も荒唐無稽だし、悪者たちも権力と富の象徴なんだけど、極端な描き方で、特に大統領がもとユーチューバーの俳優というのは、現代風すぎますね。でもこの俳優さん、最近悪役としてよく出ます。だいたい、キレてるアブナイ人の役です。


チソンやジニョン君たちの判事さんのガウンが、マトリックスのキアヌ・リーブスみたいで、いっそうファンタジー色が強いですが、ラブラインは、ジニョン君と幼馴染みの女刑事、パク・ギュヨンちゃんの間にピュアな感じで流れていて、ちょっといい感じです。いい意味で地味でうまい女優さんですね。


ヒロインは、誰?という感じですが、しいて言うなら、強烈なキム・ミンジョンさんでしょうか。最近(前から?)悪役多いですね。いまだに、紫吹淳に見えてしまいます。強烈すぎて、この人にしかできない演技って感じですね。ぶりっ子ワル風な演技が過剰になるとおなか一杯になってくるのですが、今回は抑制がきいています。


それにしても、お茶の間ホームドラマからホラーからミステリまで、登場人物は過去や子供時代に悲劇やトラウマを抱えすぎですね。そうじゃないとドラマに奥行きが出ない感じになってきているのでしょうか。その人物がどういう風に生きてきたか、フルに描かれるというのは、物語として素晴らしいことではあるのでしょうけど。


とにかく面白いドラマでした。 8.5点です。






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