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『愛の不時着』

北朝鮮にパラグライダーで不時着した韓国の財閥令嬢と北朝鮮軍の中隊長のロマンス・・・なんていうと一昔前なら、すごい悲恋ものという感じですが、けっこうコミカルな場面が多かったです。


前評判があまりにも良かったので、ものすごく期待して見てしまいました。ちょっと最後は、う~~~ん・・・という感じ。ネタバレしませんが、この最後が素敵という人もいるかもしれません。私は、主人公二人の立場ゆえのエンディングという感じで、庶民感覚とかけ離れていて、なんだかなあと思いました。


しかしながら、ヒョンビンとソン・イェジンなんて、ドリームカップルですね。美しいです、とにかく。

他の中隊の人たちのキャラも良かったし、韓国ドラマをこっそり見ていてちょっとだけ韓国のことを知っている人には親近感を感じました。韓国側のキャストも家族を含めなかなか良かったです。


北朝鮮の場面は、昭和的ともいえない、もう日本なら戦前の暮らしなのですが、ちゃんと村のコミュニティが存在していて、みんな暖かく、物資が乏しくても元気に暮らしている感じを楽しく描いています。

言ってみればタイムスリップものと似た場面がたくさん登場します。そこを面白く感じるか、楽しくないと感じるか人それぞれだと思います。


純粋で一途な主人公はドラマではよく登場しますが、やはり、資本主義にまみれた(笑)韓国(や日本)にはいない北朝鮮人のヒョンビン演じる軍人さんは、本当にピュアな感じです。何を着てもかっこよかった!

何度も泣けてきたという意見もたくさん聞きましたが、私は、泣けなかったけど、ためいきものだーうつくし~~というシーンが多いと思いました。


この話は、ほぼファンタジーとして見ればえ~~~~?とならないと思うので、リアルを追求しても意味が無いのですが、ことばや、村の様子などは脱北した北朝鮮の人たちにインタビューしたと言うことです。


ドラマとしては最後まで飽きさせず面白かったと思います。

9点にします。


今の北朝鮮に対話を求めるのは難しそうですが、死ぬまでに朝鮮半島が統一したというニュースが見たいと思わせるドラマでした。

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