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『運命のように君を愛してる』

 タイトルが、変?と思ったのですが、運命の相手かどうかなんて関係なく君を愛していく、という意味だったようです。

 こんなあまあまなドラマだとは・・・・・ いえ、すごくはまりましたが(笑)

チャン・ヒョク、チャン・ナラのダブルチャンペアは、『明朗少女』以来です。12年前なんですね。あれはさすがにちょっと古いドラマだけど、チャン・ヒョクのダメンズぶりが良かったです。今回は、ちょっと変なキャラの御曹司だけど、やっぱり演技はうまかった。

韓国ドラマでも(清純系が多いから)最初、愛し合ってないのに子供が先にできてしまって・・・・というのがときどきあるけど、でも最後はもちろん、ラブラブになる。

これもドラマの冒頭そういう設定だから、最初、3,4回くらい、リタイアしようかと何度か思った(そういう設定あまり好きではないので)

でもでも、ものすごい勢いで、いろんな展開のあるドラマなのです。もちろん、交通事故、出生の秘密、記憶喪失っていう韓ドラの「三種の神器」もそろっているのですが、それ以上に、なかなか展開の予想がつきません。

ほんと、面白かったです。韓国ドラマの脚本作家ってすごいですね。偉そうにして、どんどん俳優を切っちゃうって話題の人もいるようですが。まあ、このドラマは、もともと『ハートに命中100%』という台湾ドラマだけど、韓国風にせつな系にリメイクしたと思えます。

チャン・ナラのキャラは、大きな丸いめがねをかけていて、人に頼まれたら断れない消極的なOLで、「ポストイット」と呼ばれるくらい、便利に使われるけど、どっかにいっても気にもされないタイプ。こういう平凡なOLっていうのが主人公なのは本当はあまり好きじゃないのですが、心配いりません!!!

この人、成長します。ま、それも、よくあるっちゃよくあるのですが、このドラマの見どころです。

しかし!!! このドラマで素敵なのは、チェ・ジニョク!

去年から今年のドラマで、けっこうブレイクしているらしい。私は、『九家の書』で知ったけど、あれもかっこよかったんですよね、ちょっとしか出ないけど。

この人が妹さがしをしていて、それが、誰なのかっていうのもこのドラマをハラハラさせる一つの要因。

2番手というか、ライバルというか、主人公の恋を邪魔する人たちがイジワルであまりにリアルじゃないと、すごく疲れるのですが、このドラマは、二人とも悪人じゃないんですよね。それが良かった。

ただ・・・・最終回はなぞ・・・・ ときどき、韓ドラ、人気があって最後の数回蛇足っていうのあるんですが、このドラマも、ちょっとそうかな・・・ 終わると残念なくらいハマった人には、こういうほのぼのっぽい最終回で回りの人のエピソードとか、「そして、その後・・・」みたいなのがあるとうれしいのかな。

まあ、この主人公の場合、その後どうなったかが、とっても気になるところですから・・・

期待していなかっただけに、すごく涙と笑いをもらいました~

だから、9点!

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