『アイリス』『アテナ』『アイリス2』(ネタバレあり)
いや~~~~~ この3つ、続けて観ることができて、こゆーーい時間を過ごせました。
3つに共通の「イッチマラヨ(忘れないで)」の歌もどっぷり浸りました。
アイリスが最初に放映された時、3回くらいでリタイアしたのが信じられない・・・・・こんなに面白いのに!
まあ、アメリカの『24』の模倣と言う人もいるかもしれないけど、確かにNSSの本部の作りが24と似てるかもしれないなあ。局長が階段上がったところにオフィスがあったり。
でも、とにかく、画面がスタイリッシュ! 外国のロケもいっぱいあるし。アイリスも2もハンガリーのブタペストの町は美しいし、石畳のカーチェイスや、汽車の引込線とかなんか、昔の映画みたいで素敵でした。
総製作費、何百億ウォンとかいうのはうなずけます。お話は、どれもそれぞれポイントがあって、甲乙つけがたいかも。アテナは人気は今一つだったらしいけど、私は、チョン・ウソン、スエ、チャ・スンオン、イ・ジアの演技がみな力が入っていてすごく良かったと思う。4人の良さが出ていた。
最初のアイリスが、アイリスという組織の謎が深まり、お話に破たんが無い(何も解決しないけど)。後の二つは、悪の組織の真の目的とか、韓国政府の対応とか、ちょっと突っ込みを入れたくなる場面は多いです。
ラブ部分は、やっぱりイ・ビョンホンとキム・テヒが良かったかなあ。一番二人のからみが多いし。アテナは、スエちゃんが、敵のアテナのスパイだというところが、冷戦時代のスパイ同士のラブストーリーを彷彿とさせる感じ。アイリス2は、アイリスと同じく、要員どうしの恋人が別れなければならなくなるのが同じ展開。
主人公の出生の秘密があるのも同じ。主人公の最後もまあ、ある意味同じ。
2で、最後の最後に、キム・スヨン演じる北の要員と妹が助かって再会できて生きていくという場面で終わるのが、いかにも韓国が一応、北に遠慮している感じが出ている。北朝鮮のキャストが全員死んでしまうのでは、都合が悪いと思います。
それにしても、やはりいまだに南北統一と休戦中だという問題は大きいのだなと思わせられました。
韓国は、北にも、アメリカにも難題をつきつけられていて、気の毒になります。『奇皇后』の高麗時代、元に悩まされているのを見ているから、それほどではなくても、韓国ストレス多いなってドラマ見てて思いました。
さて、イ・ビョンホンもチョン・ウソンもチャン・ヒョクもイ・ボムスもすごいアクションに挑戦したのですね。
それは堪能しましたが、女性陣は、なんか、どんくさい人もいたような・・・・
イ・ジアちゃん、走るのが遅すぎ!要員にはなれないと思われ・・・・ イ・ダヘもあまり強そうな立ち回りではありませんでした。やせすぎだし。スエは、演技力かもしれないけど、すごくアクション上手に見えました。恐ろしい女スパイって感じ。キム・テヒは、まあまあ・・・・・ キム・スヨンは、北のスパイって感じがよく出ていたと思います。
この3本は、どれも9点にしたいと思います。 続編、10年後作ってください。