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『帝王の娘・スベクヒャン』

三国時代では、百済が一番文化的にハイレベルな感じがして、衣装も豪華(高句麗のドラマは地味になりがち・・・)だし、女性も登用されていて、見ていて楽しい。

このドラマは言ってみれば、ご落胤という出生の秘密を持つヒロインがどういう紆余曲折をへて、王様と親子の名乗りをあげるかなのですが、72回だから、そりゃあもう大変。

でも、面白いのが、実の妹がすごい邪悪で、自分の替わりに王女の位についちゃうという、すごい展開になります。

ラブストーリーもすごくたっぷり、ゆっくり描かれていて、本当に飽きさせない大河ドラマにしあがってます。

日本の今年の大河ドラマは、主人公が女性だから面白くないとか言われてしまっていますが、このスベクヒャンは、ただの田舎の女の子だったのが、ピムン(百済のスパイグループ)の訓練を受けたり、宮廷の様々な人と絡んだり、高句麗やキムンに諜報活動に行ったり、すごく面白くできています。

やっぱり、古代だと、事実がわからないから、なんでも無茶苦茶脚本が描けていいですよね。

日本の大河ドラマもあまり史実にこだわらないほうが面白く書けるのに・・・・

ヒロインの相手の王子様は、大好きなチョ・ヒョンジェ。ちょっと年くってきたけど、きれいな俳優さん。時代劇のほうがいいかもしれません。

妹役のソウちゃんは、ドロドロ劇なんかに出ているようですが、ほんと、顔がこわい(笑)狂気やわがままなんかの表現が本当にうまいですね。息子が、整形かもしれないけど、アンドロイドみたいな顔だねと言いました。

ヒロインの回りには、トンイでもチャングムでもイ・サンでもいたように、コミカルな庶民的で俗物っぽいおじさん、おばさんが出てくるのですが、今回のおじさん、おばさんは、この二人にもラブラインがあって、とてもいい人たちで良かったです。

いつも一つは大型時代劇をDVDに入れておきたいのですが、『奇皇后』も終わりそうだし、次が無くてどうしようと思っています・・・・

とにかく、スベクヒャンは、文句なしで面白いので、9点です。

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