『密会』
ユ・アインは、『成均館スキャンダル』の時から大好き。ちょっとワイルドな役が似合います。
だから、ピアニストって、大丈夫??と思いましたが、情熱的な演奏のシーンがセクシーでとても良かったです。
江國香織の『東京タワー』を翻案したらしいのですが、映像やテイストがおしゃれで美しいと思いました。
汚いユ・アインくんの部屋でさえもなんだか雰囲気があるように描かれます。
キム・ヒエは、『マイダス』の時、サシスセソに空気が多すぎて耳障りだったのですが、今回そういうしゃべり方ではありませんでした。素晴らしい演技だったと思います。
二人とも演技が良かったし、ことばだけのベッドシーン(映像が無いのがなかなかいいのね、これ)とか、ちょっとセクシーすぎるでしょうよと思う二人の連弾とか、演出も面白い。
でも・・・・・全体の展開というか、脚本はまあまあだと思います。
結末は賛否両論?私はすごくいいと思いました。
やはり、不倫によって、女性は自己を振り返り、自己を見出さないと。アンナ・カレーニナやボヴァリー夫人のようにね。
実はあまり期待していなかったのですが、ちょっと辛気臭いくらいしっとりしたドラマもたまにいいと思いました。
というわけで、8点です。