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『ヒーラー』

このタイトルで、何か、魔術とか占いとか、癒しの技術を持った人の話かと思ってしまいました。

闇の請負人のコードネームなのですが、もともとこの名前は20年前にさかのぼって・・・・

20年前の学生が行っていた民主運動の海賊放送のグループ内に殺人が起きて・・・・そして、現在は・・・・

という、推理小説の1パターンのように、過去のグループ内の事件とグループの人々の現在という面白い展開に加え、主人公はまさにクラーク・ケント。つまりスーパーマンのように、すごい強いスパイみたいな男なんだけど、新聞社にダメンズでふにゃっとしたカメラマンで就職する。

彼の好きになった女性、ロイス・レイン役は、パク・ミニョン。とてもかわいい、ひたむきな記者を演じてます。

この二人も自分たちは覚えてないんだけど、子供時代、因縁があって・・・・

となかなか面白いです。

チ・チャンウクは、本当に成長したと思います。アクションも演技も。

主人公カップルはなんか顔が整い過ぎている二人なのですが、まあ、そんなリアルなドラマじゃないから、かなりロマンチックな展開にあったキャスティングです。

この人も過去から関係がある、ユ・ジテが絡んでくるのですが、この有名記者がすごくかっこいい。

チ・チャンウクは、ダメンズな部分は今までのコメディで出していた雰囲気と同じで、情けない男子なのですが、ヒーラーになった途端、きりっとして、えらく強くて、孤独で、ニヒルで素敵に変身します。これがかなり良い。

シンプルなBGMもすごくせつなくロマンチックなシーンを地味に盛り上げています。せつせつと歌い上げる他のロマンチックなドラマの音楽と違って。

えらくよくできたドラマとは言えませんが、キャラも展開も面白い。そして、何度も言っちゃってますが、ロマンチック。ユン・ソクホ的映像のロマンじゃなくて、都会的でおしゃれな感じでロマンチック。

久しぶりに9点つけたいと思います。

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