『チャン・オクチョン』

稀代の悪女、チャン・オクチョンがひたむきな愛に生きる女性で陰謀に巻き込まれただけだとしたら・・・・

ちょっと最後のほう、？？？なところもあるのですが、チャン・オクチョンがいい人なら、イニョン王妃がイケズなの？と思ったら、そんな単純な構図ではありません。しかし、トンイさまが悪者なのです。

適当なストーリーかと思ったら、なかなか見ごたえありました。なぜか、オクチョンがお針子でデザイナーなので、ファッション・ショーの場面をちらっと見て、え～～～って思い、この作品はスルーしようかと思っていたら、DVDを全巻貸してもらえたのです。いつもありがとう！

いや～～～見て良かったです。最近の作品の中でも傑作の一つかも。

美しいので、ほんと。　すべてが。　演技もみなさん、いいです。イニョン王妃のホン・スヒョンも時代劇慣れていると思いますし、もう貫禄って感じ。複雑な役を可憐に演じてます。キム・テヒはちょっと年をとったけど、かわいいですね。

何を着てもきれいです。

悪役のおじさんたちもみんな熱演だし、王族のイ・サンヨプもかっこよかったです。

でも、とにかく素敵なのが、王様。ユ・アインね～～～～　　ツンデレのほうがいいけど、こういうチョー二枚目もいいですね。とにかく韓ドラの王様は、中国か臣下の貴族の政治家たちに悩まされるんだけど、愛も政治も勝とうとする強い王様を演じてます。粛宗という王様のイメージは、なんか女性が好きで側室で問題起こしてっていうイメージだから、純愛の王様って、違和感はあるのですけれども。まあ、ドラマだから。すごく説得力あります。脚本がいいのでしょうね。全然知らない脚本家です。

オープニングタイトルで、ジェヒがいるのに、いつ出てくるの～～～って感じでした。ずっと後に登場します。子役では出てるわけですが、このキャラ。ちょっと矛盾に満ちた人ですね。このジェヒくんが最後のほうに必要なのはすぐ想像つくのですが、それにしてもようわからん人になってしまいました。やりがいの無い役かもしれません。

大作です、これ。オクチョンのために建てたという就善堂（チソンダン）もセットで作ってます。これも美しい。

8.5点にします！