『私の人生の春の日』

去年の暮れに見終わった佳作。

これは、カム・ウソンだし、全然期待していなかったのだけど、すごくしっとりしたラブ・ストーリーで良かったです。

「少女時代」のスヨンは、『シラノ』で、演技力があるってわかっていて、しかもやっぱりかわいいから、好感度抜群でした。

年の差カップルって援助交際みたいにならないように見せるのが大変なんだろうけど、スヨンはスタイル良くて背が高いから、カム・ウソンの存在感に全然負けてなかった。

このドラマのモチーフは今までもよくあった心臓移植した相手の記憶（？）や感情を受け継ぐのかというやつで、ちょっと『夏の香り』も彷彿とさせるのですが、あんなにじめっと（？）してないし、登場人物がみな傷ついて暗くなっても結局前向きだから見てて疲れない。

しかし、婚約者を捨ててそのお兄さんに走るヒロインが共感を持ってもらえるのか、難しいところでしょう。

でも、まあ、この心臓の話が言い訳というか、理由になっていたりします。

弟のお医者さんはイ・ジュニョク。ほんとこの人振られ役が多い。ライバルとか。ＮＨＫの韓国語講座のスキットドラマでも出てきてくれてたけど（笑）

罪を背負ったカップルがどのように誠実に回りに接していくか、まあちょっと韓ドラにしては甘いかな。

でも離島（韓国のちっちゃい島の景色って素敵ですよね）の自然を背景に素敵でせつないラブストーリーに仕上がってました。

8点でしょうか。