『私はチャン・ボリ!』
もうですねえ・・・長い(笑)
74話って・・・・・大河ドラマより長い?
脚本は、『蒼のピアニスト』とか『天使の誘惑』とか悪女や復讐を描くのがうまい(?)人。
ドロドロというか、こんな人間としてだめな人なかなかいないというキャラがいろいろ出てくる。
苦手なドラマだと思ったのですが、こんなに長いと思わず見始めてしまい、後半地上波テレビでちまちま見る事が
できず、ネット視聴しました。
結論としてはまあ、面白く見れました。でも問題の根源を作る(だいたい、おばさんとかお母さんなんだけれども)女性の描き方が極端だし、韓ドラらしいとはいえ、こういう悪すぎる俗物キャラは、見てて疲れます。
そして、この年、賞を取るほど、すごい悪女を演じたイ・ユリ。もうなんというか、えげつない熱演です。
『きらきら光る』も悪かったけど、この作品ではほんと、最悪です!泣きながら悪態ついてます。
『福寿草』というドロドロで有名な作品でも悪女が光っているらしいですが、さすがにそういうドラマは見る気がしないですね。
ボリを演じるオ・ヨンソ。『メディカル・トップチーム』で、無名(私にとって)なのにクォン・サンウの相手役とは!!と
驚いたものの、堂々とした演技で(背もすごく高いし)好印象でした。
今回もお人よしでがんばりやのボリちゃんを好演してますが、まあでもちょっと一本調子というか、ワンパターン演技かもしれません。なまりがきついから難しかったのかも。
キム・ジフンが初めていいやん!と思えました。今までこんなにイケメンでもいいと思ったことなかったけど。
KARAのスンヨンがちょっとダメダメな演技でした。『チャン・オクチョン』でも浮いていたのですが。
ストーリーは出生の秘密とか、とにかく悪いことの秘密をひた隠しにする悪役さんたちVSヒロインという構図なんだけど、だんだん見てて疲れますね。
まあ、それはさておき、このタイトルは、なかなか考えられています。
韓国語のほうは、『ワッタ!チャン・ボリ』(来た!チャン・ボリ)というんだけども、何気ないタイトルのようで、この来た!っていうのも、名前のチャン(本名)ボリ(育ての親につけられた名前)というのもけっこう意味があります。
日本語のほうの、「私は」とつけているのもそこが良くて、私はチャン・ウンビ(本名)でもト・ボリでもなくて、チャン・ボリですって主張する主人公のシーンがあるんですが、けっこうそのアイデンティティーの主張がなかなか意味があるんですよね。
で、いいタイトルだと思います。
まあそれにしても長く見たから愛着がわいたドラマですが、7点ですね。