『君を愛した時間』
何も大した事件は起こらない。交通事故も記憶喪失も出生の秘密もありません。
でも、一つ過去の大きな秘密がある。それのヒントはちょこっと現れるんだけど、私は全然気づきませんでした。
17年間隣同士ですごく仲良しのハ・ジウォンとイ・ジヌクは、一度も恋人にならずに友人として過ごしている。
それはなぜか・・・・二人はどうなるのか?
はっきり言って、これ、4話か5話くらいでしあげられるドラマなんだろうけど、ゆっくり、高校時代の思い出が流れたり、二人の歴史があったり、とにかくゆったりしてるドラマ。
30過ぎた男女の、仕事も持ちながら、結婚をあせる年もちょっと過ぎてて、人生や家族のことも考えつつ、もう若くないなと思いつつ、なんかリアルなとこがあって、好感の持てる脚本だった。
ハ・ジウォンがぶりっこだったという批評もあったが、慣れる(?)と全然おかしくない。こういうキャリアウーマンいそうだと思わせる。キム・ソヨンのぶりっこのほうが私は苦手です。
ジヌクくんは、個人的にはツンデレのほうがいいですが、このなんでもないウォンという役をすごく自然体にこなしていると思う。彼は、『ラブ・ミッション』の北朝鮮の少佐がとにかくかっこよかったです。この人のプロフィール見ると、私が見ていない作品にたくさん出ている・・・・
高校生の時と同じ役者で何度もプレイバックするというのは、『応答せよ』シリーズでさんざんやっているんだけど、あれとは一線を画していてとにかくこの主演二人に話の焦点が当たっている。
ハ・ジウォンの恋人、ユン・ギュンサンという俳優さんは最近ときどき見ます。これが一番いい役。すごくでかくて、チ・ヒョヌみたいな顔してるんだけど、チ・ヒョヌみたいなカリスマ性は無いですね。
ほんと大した展開無いので、退屈になる人はだめだけど、いい感じのドラマでした。
8点です。