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『ドクター異邦人』

 韓国ドラマの不思議は、こういう突っ込みどころ満載の変わった脚本も、登場人物や設定や出生の秘密やラブラインが面白く続けて見せてくれるので、すごく充実して見れるところです。

 子供時代から仲良しのヒーローとヒロインなので、非常に韓国ドラマらしいのですが、ちょっと変わっているのが、この二人が北朝鮮で育ったというところ。

第2回でハンガリーロケがあるという、かなりスケールの大きなドラマなのか・・・・と思うと、そこまででもない(笑)

「異邦人」とは北朝鮮からの脱北者を言うのかと思ったら、この意味がずらされるというか、どんどん変わって来る。それは面白いです。

イ・ジョンソク君はほんとに、引っ張りだこですね。凄腕の外科医というには若すぎない?という疑問は、ドラマ見てると解けます。チン・セヨンは北朝鮮の医大のクラスメイトで幼馴染の恋人。この人は、時代劇や昭和の話にも大変向いていると思わせるクラシックな感じがあるのですが、それと同じく、北の人といっても違和感ありません。

この二人にからんでくるのは、病院の院長の娘、カン・ソラ。この女優さんはびっくりするような美人ではないけど、すごく魅力があると思います。『ミセン』でも、このドラマでも普通のお嬢さんのようで、ちゃんと複雑な内面を表現できています。

あと、この人のフィアンセの胸部外科科長、パク・ヘジン。なんか、パク・ヘジン、サイボーグみたいな表情になってきたのですけど、男性でもしっかり整形しているのでしょうか。きれいな俳優さんですが、以前からあまり好きになれません。一重瞼で目が細いのに、お気に入りにならないのは不思議です。

このドラマは珍しく、このどちらの女性と主人公が最後、ハッピーエンドになるのか、意外にわかりにくいところです。

総理の手術を誰が行うかというのを他の手術で競って決めるという、倫理的にどうなの?という展開になっていきます。

それ以外に大きなお父さんの時代からの問題もあって・・・・とまあ、筋も面白いです。

北朝鮮の将校がずっと見張ってて、『ミセン』の代理(?)さんなんですが、この人がちょっと意味不明。

まあ、あまりリアリズムや政治を追及して見ないならOKだと思います。

8点はあげられないので、7.5にしておきます。

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