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『チョヨン~幽霊が見える刑事』

 ケーブルの全話一気に書きあげられた脚本の10話ものです。

主人公はタイトルが表す通りの刑事。オ・ジホは、ときどき平井堅に見えてしまうのですが、けっこう好きな俳優さんです。

かわいいアイドルが演じている幽霊がずっと警察署にいるんだけど、暗くておどろおどろしいドラマのコミカルで息抜きの部分を担当しています。

女性の刑事は、オ・ジウン。すごくかわいくてきれいな女優さん。『怪しい三兄弟』(リタイアしてしまいました)の主人公の美人の彼女を演じてた時は、表情が乏しく下手くそに見えたのですが、それから全然老けてないのに、えらく演技がうまくなっています。声も以前はあまりにも低かったけど、発声もよくなっているような気がします。何考えてるかわからない美人なので、もっとややこしい役に向いているかもしれません。純粋にがんばる役どころではない顔ですね。

まあ、ケーブルの10話ものらしく、ダークな感じなのですが、それ以前にカメラワークが変。

最近では久しぶりにこんな(ハンドカメラが多いのか)ゆれすぎる映像を見ました。素人っぽくわざとズームなどもたどたどしくして、その映像自体に実は意味があった・・・・なんて、すごい落ちが待っているのかとも思ってしまいました。

目がかなり痛くなりました。

脚本はすごく面白いと言うレビューもあったのですが、私はこういうオカルトとかSFが入りすぎる刑事ものはあまり好きではありません。日本の大ヒットした『ケイゾク』も私は大好きですが、ちょっとすれすれの線という感じです。

『匂いを見る少女』もちょっと反則系ではあるのですが、ファンタジーが面白いし、キャストとラブラインがいいので、許せてしまいました。

150年以上前にエドガー・アラン・ポーが書いた『モルグ街の殺人事件』でも、「人間わざじゃない殺人」が起きますが、このドラマよりもっと論理的で現実的です。まあ荒唐無稽ではありますが。

というわけで、最後の2話続きのクライマックスは、刑事ものを超越してしまっていまして、私の採点は、6点です。

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