『誘惑』

クォン・サンウとチェ・ジウといえば、１３年前の『天国の階段』というヒット作のペアですが、私はこの頃まだ韓ドラファンじゃなくて、最近の再放送で見ました。昔風のシリアスなラブストーリーでキム・テヒがすごい悪役でびっくりでした。

この二人のドラマとなれば、ファンは期待したのでしょうね。二人はなかなか美しいとは思います。

チェ・ジウは年を取ったけど、サンウ君は、なんかいつまでも若いですね。

不倫系のドラマは苦手なのですが、ユ・アインの『密会』で、それをちょっと克服しました（笑）

不倫もまた、恋なのでしょうか・・・・・

でもなんとなく、皆が罪悪感と疑惑を持っているという、やはりメロメロメロドラマ風にならざるをえない展開なので、ちょっと精神的にしんどいというかお気楽に見られないドラマでした。

特に最近結婚したパク・ハソン。サンウ君の妻ですが、大体こういう流されやすい弱い役というか、幸薄い感じの役が多い。『トンイ』のイニョン王妃のイメージ。ぶるぶる震えて涙を流す演技をいろんなドラマで見たような気がします。

けっこう好きな女優さんですが、『スリーデイズ』で、元気で、権力に挑んでいく警察官を演じていて、イメチェンしたなあと思いました。『花を咲かせろ！イ・テベク』のヒロインもめげずにがんばる役どころでした。

でも、なんかはかなげな役のほうがあってるかも。

ラブがメインだからしょうがないのですが、クォン・サンウ演じるビジネスマンは、チェ・ジウの会社に入るとすごい敏腕で進める企画はすべて当たるし、その後銀行に移ってもできすぎ君ですごい働きをするのです。だったら、最初になんで、こんな借金まみれなの？って突っ込みたくなる。（まあ、騙されたのですが）

みんなが感情に流されて暴言を吐いたりする中、サンウ君だけはなんか妙に誠実な人として描かれていて、やたら女性にも優しい。ほんと、このキャラクターが一番現実ばなれしていたかも。でもファンはうれしすぎるキャラだったでしょう。

サンウ君は前よりさしすせそがちゃんと発音できている感じがします。やっぱり大人になったのでしょうか。

他の韓ドラサイトではこのドラマをすごく評価している（脚本も）人もいたので、意見が分かれるところですね。私はちょっと辛いかもしれないけど６点です。