『タンタラ』
タンタラとは芸能人のこと。
この作品いろんなレビューサイトであまり評価が良くなかった。
でも、私はすごく楽しめました。チソンだから、そんなにハズレは無いと思いましたし。
芸能界はお互いもファンもいっぱい騙して、虚々実々というのはどこの国も同じ。そんな浮草でお金が飛び交う世界で傲慢だったプロデューサーのチソン君。というと、これまでのドラマのように、最初悪いやつが、転落していい人になるというパターンを想像しますが、この人、そんなに最初も悪くない。
大変な過ちは犯してしまうのですが、そんなに悪い人ではありません。その後は本当に誠実でいい人になります。
この主人公が良い人すぎるというのが、評価が分かれる理由でしょうか。いえ、たぶん、悪い評価の人は、ラブラインの描き方がどのキャラも薄いからではないでしょうか。
日本のドラマだったらこんなものなのですが、いつもラブが濃く描かれる韓ドラだけを見ている人には薄いかも。
チソンとガールズ・グループのヘリちゃんは、ちょっと年齢差もありそうですが、違和感無い二人です。
私は個人的にチェ・ジョンアンさん好きなので、この人がなんとか幸せになってほしかったです(笑)チェ・ジョンアンは、一体何回ドラマの中で主人公にふられているのでしょうか。ふられすぎじゃない?
最初にこの人を見たのは、『あの青い草原の上で』で。すごく初々しい感じだった。でもちょっと不幸なにおいのする女性。
その後、ちょっと容色が衰えたなと思ったけど、このドラマでは、しわを取ったのかとにかくきれい。
いつもおしゃれだけど。今までで幸せになったのは、『コーヒープリンス』ぐらいでは・・・・・
このドラマで注目されたのは、バンドのボーカルでデビューする役の、カン・ミニョク君。アイドルで、『相続者』にも出てました。堂々としてて、でもちょっと暗い影のある感じも出せる若者です。
演技はそんなに上手いとは言えないけど、いい俳優さんになりそうな気がします。顔はまるっぽちゃいけど、年とって、軍隊に行ったら、シュっとしまって精悍になるのでは・・・・ 8年後くらいに期待します。
真犯人は誰?的な謎もあったし、飽きさせなかったのですが、最後のつめが・・・・・なので、7.5点です。