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『六龍が飛ぶ』

これは、感動大巨編でした。音楽もキャストも戦闘、殺陣もすべて良かった。

主人公が、朝鮮第3代王のイ・バンウォンというので、ちょっとえ~~~~と思っていました。今まで見た時代劇で、世宗大王のお父さんとして登場したり、話に出てくると必ず、兄弟を殺して王になったとか、怖い王様だとかいうイメージだったので。

しかし、朝鮮王朝の建国時、活躍したのは本当のことだし、高麗を倒して、新しい国を作った6人の話という切り口が面白かった。

チョン・ドジョンは、穏やかでいい人に描きすぎかもと思いましたが、まあ、だんだん、勢力争い、政治闘争になっていって、きれいごとだけではなくなっていくのは目に見えていたので、厳しくリアルなところもあって、それもなかなか納得できました。

同じ脚本家のこの話の後の時代(世宗大王の時代)のドラマ、『根の深い木』にも登場するキャラもいて、ということは死なないとわかってしまうので、まだ見てない人は、こちらを先に見るほうがいいかもしれません。

ユ・アインが実力があるのはわかっていたことですが、今回、いい役でしかもかっこよくて得したのは、未生で有名になった、ピョン・ヨハン君だと思います。高麗一の剣士でやたら強いし、複雑な事情も抱えていて演技力も発揮できたと思います。最初のほうで、パンソリ(伝統芸能)を仮面をつけてコミカルに歌って演じるんだけど、それもすごくうまかった。未生でもおちゃらけているシーンがあったので、それを彷彿とさせました。きっとコメディもうまいと思う。でも、ミュージカルもやっているとわかって、あ~~~だからかーと思いました。アクションもほとんどスタント無しだったらしいし、器用な俳優さんです。

今まで見たことない脇役さんも素敵な人がいたり、シン・セギョンがさらに上手くなっていたり、キム・ミョンミンは、やっぱりカリスマ全開だったり、素晴らしい要素が多かったです。

乱世を描いているので幸せなラブが少なくて、そういう意味で10点にできなくて、9.5になりました。

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