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『月桂樹(ウォルゲス)洋服店の紳士たち』

 一つの家にたくさんの家族が住んで、問題を克服したり愛を見つけたりしていく韓国のホームドラマの一種ではあるんだけど、テイラーという仕事に哲学があったり、大量生産と小さいオーダーの店との共存とかけっこう深い話しもあったりするドラマでした。

でも53回は長い・・・・・

当分KBSなんかのホームドラマはお休みしようと思います。時代劇も60,70回くらいありますけど、ホームドラマも楽しくても疲れます。

このドラマは、イ・ドンゴン、チャ・インピョ、チェ・ウォニョン、ヒョヌの4兄弟(といっても血はつながってない)がここの紳士服の店のスーツをバリっと着こなしていろいろと登場するところがキーポイント。

それぞれ、モデルの仕事も今までしてきたでしょうし、着こなしは大したものです。チャ・インピョさんは、昔みたいなクールなイケメンの役とはうってかわって、すごくコミカルで奥さんに弱い、でも腕のいい裁断士を演じてます。

私の好きなチェ・ウォニョンさん、とても存在感のある歌手を演じててギターも歌もうまいです。

それぞれカップルになっていきますが、イ・ドンゴンが、実生活でもチョ・ユニちゃんと結婚したのは驚きでした。

この二人はドラマで、視聴者が疲れるくらいべたべたしています。

 しかしながら、紳士たちというのは、この4人プラス、引退したお父さんのシン・グさん。

めっちゃいい味だしてます。今までの人生とテイラーの自負といろいろすごく考えさせられる台詞をはいてくれます。この方は、『ありがとうございます』のヒロインの痴呆症のおじいちゃんのイメージでしたが、今回は凛としていてかっこいいです。

 それにしても、お母さんのキム・ヨンエさん、がんの闘病生活を続けながら、なんとか50回まで撮影を終えられましたが、延長になった3回分に全く出てこなかったので変だなと思ったら、4月に亡くなったのですね。『太陽を抱く月』の大妃さまとか威厳のあるイメージだったので、方言丸出しの老けたお母さん役の今回はけっこうイメージびっくりでしたが、すごく痩せていたので絶対病気されていると思って見てました。素敵な女優さんだったので残念です。まだ65歳ということです。

 楽しみにして見ていたドラマだったので、ウォルゲス・ロスがきてます。

というわけで、9.5点にしたいと思います。

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