『記憶～愛する人へ～』

やっぱり、キム・ジウ脚本はすごいです。漢字2文字のタイトルだと当然、『復活』『魔王』を思い出しますが、『あの青い草原の上に』や『天地人』みたいなハートウォーミング系も好きです。

このドラマは、復活・魔王のトラウマ解決系と天地人の要素が両方入っています。

でも、とにかくイ・ソンミンさんが若年性アルツハイマーと宣告された弁護士だから成り立つドラマですね。

最初、あれ？『ミセン』のキャラに似て、強烈なおちゃらけキャラかしらと思ったら、だんだん変化していきます。

病気や死を宣告されて、生き方や性格が変化するとんでもない主人公というドラマは多いと思いますが、このドラマはそれだけじゃないというか、回りの登場人物もどんどん巻き込んで面白いことになっていく素晴らしいエンタメになっています。

後輩の弁護士に２PMのジュノ君が初ドラマで出ているんですが、最初、ジュノぶさいく～～～テギョンには勝てない！って見ていたら、どんどん良くなっていきました。まあ、ドラマ内の弁護士くんが深みを増していくので、ジュノの演技力がどんどんよくなるわけでもないのですが。まあ、韓ドラマジックで魅力は出て行ったと思います。イケメンとはいいがたいですが、声が低くてかっこいいし、スタイルは２PMだからいいですね。

弁護士事務所のアシスタントのユン・ソヒは以前から注目している女優さん。すごく雰囲気があるので、映画なんかに多用されそうです。大女優候補だと勝手に思ってます。

主人公の元妻と今の奥さんもビッグな女優さん達、この二人の中年美人女優さん達がうまいし、ドラマを盛り上げてます。

一人全然知らない年配の女優さんが出ていて、（年配の女優さんって大体知っていると思ってたのに）ムン・スクさんというんだけど、このドラマが初ドラマらしい。おばあちゃんの役だけどすっごいきれいです。最近のドラマ、逆賊・ホン・ギルトンとかトンネルにも出ているようですね。

ネタバレになるので、筋については触れられませんが、こういうのって日本の法律では違うと思うけどどうなの？ってつっこみたいところもありますが、殺人の（アメリカの第一級殺人のように）時効が無くなる前の韓国の話なのかな？っていう感じです。

9点つけたいと思います。