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『シカゴ・タイプライター~時を越えてきみを想う』

大体サブタイトルというのはいらなーい!と思うのですが、これに関しては、シカゴ・タイプライターだけではよくわからないからいいかもしれません。

このドラマは、いろんなレビューサイトの人の評価が悪かったので、全然期待していなかったのですが、すごく良かった!

もう、すごく感動しました。しかしながら、私個人のツボにはまっただけかもしれません。

シカゴ・タイプライターというのが何を示し、何の隠喩になっているかはネタバレなので、書かないのですが、それもなかなかいいです。

2つの時代が錯綜して中断されるので集中できないという感想もありましたが、私は一気見したので、それが無かったのかも。

ユ・アインが本当に良かったです。六龍より良かったくらいです。

特に独立運動時代のほうがスリムでヘアスタイル、衣装も素敵。体形も雰囲気も現代の作家の役とはかなり変えています。すごいですね。

私のツボというのは、まさにこの独立運動。革命や、レジスタンスや独立運動というのはすごくワクワクしませんか?戦争と違って、戦いに大義があり、夢があり、希望があり、正義(まあ、本当はあるかどうかわからない時もあるけど)があるから。

特にパリのレジスタンスや韓国、ヨーロッパの独立運動は、背景が30年代、40年代だから、このドラマのカルペディエムのようなキャバレーが出てきたり、レトロな映画につきもののもろもろがいいですよね。

もちろん、クラブの歌姫が出てくるのだけど(これもつきもの)上海のジャズクラブみたく、素晴らしいジャズ演奏があったり歌が無いのは残念でした。

しかし! この独立しようとしている相手が日本だから胸が痛い!!!

こういうテーマの時、『京城スキャンダル』の時も思ったけど、日本の官憲にえげつない拷問をされるシーンがあったらどうしよう!!ってドキドキします。でも、日本のテレビ局が買っているドラマだからそんなシーンはほとんど無いのですけど。

「生きて解放された朝鮮を見るんだ!」とか「来世で自由な朝鮮でまた会おう」とか台詞がもう胸打たれるのですよね。何度も涙が出そうになりました。こういう時代を経験した韓国のお年寄りは、そういう時代があって、今の恵まれた韓国があるんだよとか若者に言いたいでしょうね。

ということで、勝手な思い入れも入っていて、10点にします!

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