『ミッシングナイン』
飛行機が無人島に墜落して、生存者たちがサバイバルをする・・・・と聞けば、アメリカのヒットドラマ、LOSTを思い出すのですが、あんなに壮大ではないですが、ミステリアスだったり、サスペンスはあります。しかし、悪い人(笑)が誰かわかってからは、ちょっと間延びするかも。
しかし、五月雨式にぽろぽろと徐々に生存者が帰国してきて、島であったことが人によって違う証言が出てくるとなると又ちょっと面白い。
捜査する側の思惑があったり、政治的なことも動きます。
こういうキャラが9人ということで決まってきたら、キャラが立っているかどうかも問題ですが、それは韓国ドラマの脚本家はさすがです。性格もそれまでのいきさつも誰が誰を好きかも、ちゃんといろいろ面白い。
そして、もちろん、チャン・ギョンホとペク・ジニの主人公たちのラブラインもあります。
チャン・ギョンホは元アイドルグループのリーダーで、今は落ちぶれているので、尊大で、スターのツンデレという韓ドラによくあるパターンも入っています。もちろん、無人島に行って、このわがままな元スターがどうなっていくかというところも見どころです。
芸能界の裏側という部分もあり、けっこういろんなことが満載なドラマです。でも破たんするところを少しのところで逃れています。ソン・ファンオンという全然知らない脚本家。
ペク・ジニはちっちゃいけれど、パワフルな女優さんですね。お母さんが海女だし、泳ぎがうまいという設定でこのキャラクターが面白かったです。
大作じゃないけど、佳作だと思います。8点です。