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韓ドラの「お約束」がAI化、ハイテク化したら・・・

 韓ドラのお約束とは、もちろん、ラブストーリーで、ヒロインがおんぶしてもらったり、靴をはかせてもらったりするシーンの事です。

 さて、お約束シーンの一つ、好きな人が落ち込んでいる時、イヤホンの片方を耳にさしてあげて音楽で慰めるやつですが、最近はやっているアイ・ポッズ、つまりワイヤレス・イヤホンが主流になると、並んで座っている二人の間に線(ワイヤー)が無いですよね。

 これはまずい! 線があるから、二人の間隔が近づいたり、顔を寄せたりしてロマンチックな演出になるのですから。離れても音がとぎれず聞こえる性能のいいワイヤレス・イヤホンなんて最悪じゃないですか?

 手や足をすりむいた時、バンド・エイドをはってくれるって言うのも、AIを遠隔操作して、消毒スプレーなどをかけてくれるんだったら、密着しないからだめですよね!

 なぜ、こんな心配が起こってきたかと言うと、『おひとりさま~一人酒男女』で、孤独なヒロインが、何度もスマホのSiriに話しかけて、紋切り型の答えしか返ってこなかったり、とんちんかんな答えに起こり散らしたり、たまたますごく上手い受け答えに笑えたりするのです。

 こういうシーンって、昔なら、九官鳥とか、何かしらおもちゃとか、同じようなことを繰り返すぬいぐるみとかそういうものと孤独な登場人物が話すというのが見られたのだけど、今や、OKグーグルとかとにかく、AIと話せばけっこう孤独感を表せるのですね。

 サイボーグとかそんなSFっぽい設定じゃなくても、普通に商品化されているAIを小道具に使うドラマがどんどん出てきそうです。それはいいのですが、昔ながらの韓ドラのお約束が侵害されると困るなあと思ってしまいました。

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