『カネの花~愛を閉ざした男』
主人公のチャン・ヒョクが一緒に育った御曹司の代わりに刑期を終えて出所してくる・・・などと言うシーンから始まるので、えらくドロドロした復讐劇になるのかなと思いきや、いい意味でも悪い意味でも品は悪くない展開です。
それぞれのキャラがなぜそんなにその場所(会社?)に固執するの?という疑問が何度も起こりますが、皆が権力と地位とお金に執着しないと復讐ドラマは面白くならないから当たり前なのですね。
チャン・ヒョクは、35歳くらい(?)までとにかく復讐したい意図を隠し、この財閥ファミリーにつくすのですが、それがちょっとリアルではないですね。
イノセントなパク・セヨンがいろいろ経験して、しっかりした(ただでは転ばない)大人になっていくのは面白いです。二人のケミはとてもいいと思います。
御曹司のチャン・スンジョ君は今までいろいろなドラマにちょこちょこ出てるらしいのですが、全然認識していませんでした。イケメンで演技もまあまあ上手だと思います。
チャン・ヒョクの感情を隠した演技は賛否両論でしょう。彼はシリアスでクールな人より、ちょっとおちゃらけている、『運命のように君を愛してる』とか『ボイス』のような役のほうがいいような気がします。
二転三転するし、先が読めない展開なので、次々見たくなり、そういう意味でははまりましたが、見終わってみて、まあ7点くらいの作品なのかなと思いました。