『裸の消防士』
KBSのミニシリーズ。と言っても前後編だけですが。
前後編2回だけでもラブコメの必須要素はたっぷり。
1.相手に正体を隠している(嘘が苦しくなってくる)
2.実は子供時代に会っている
3.ヒロインは画家で、主人公は〇〇〇なので、タイトルの意味もわかってきますが、ドキドキ密着度もありです。
4.トラウマあり
5.その他、お約束もちゃんと踏襲しています。
主人公は、イ・ジュニョク。私が最初に見たNHKの韓国語講座のスキットに出ていたので、『シティホール』で秘書とかやっていた時代ですが、なんだか気になる俳優さんです。その後、たぶん初主演は、『怪しい三兄弟』だと思います。
『シークレット・ガーデン』とか『赤道の男』など、ヒット作で2番手の主人公のライバルという役が多かったような気がします。スタイルが良くて悪役もうまいのですが、やっぱりちょっとイノセントな感じのかわいい、このドラマのような役が素敵ですね。
最近では『君も人間か?』の主人公の親友役がいまいちしどころの無い役なのに、さらっとうまくやっていたと思います。どんどん年を取って精悍になってまだまだ楽しみな人です。
ヒロイン、チョン・インソンは初めて見る女優さん。『英雄時代』は子役で出ていたようです。かわいいけど、ちょっと線が細いかも。
低予算でたった2話にしてはよくできているドラマでした。KBSの短編は文学的だったり、このドラマみたいに余韻が残る感動的なものが多いですね。
OCN局で最高視聴率を出した、『バッド・ガイズ』(もうすぐ無料チャンネルで放映です)の制作会社とKBSがタッグを組んで作ったドラマらしいです。だから、面白いところを押さえている出来上がりになっているのですね。
9点にしたいと思います。