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『ラブ・セラピー:A POEM A DAY』

韓国初の理学療法士のドラマという事です。タイトル通り、登場人物の心象風景通りの詩が毎回一つではなく、いくつか出てきます。

現代詩で、ストレートでわかりやすい心に響く詩ばかり。韓国は現代詩を書く詩人が多いのでしょうか。

でも、主人公が好きな詩人の詩集が絶版になっていたりするので、どこの国も文学の出版事情は厳しいのでしょう。

この脚本家、知っている作品は、『おひとりさま』これも、塾講師の世界を描いていて、ちょっと面白かった。毎回美味しいものの紹介も出てくるし。そういう意味で、ラブ・セラピーも同じ趣向。あまりドラマにならなかった世界を描き、毎回何か視聴者が楽しみにできるシーンがある。

主人公の男性も、『おひとりさま』では、ハ・ソクジン演じるカリスマ塾講師、今回は、私の好きな俳優、イ・ジュニョク演じるカリスマ理学療法士が、他人とのコミュ力が乏しくて、イケメンなのに孤独というのが似ている。ヒロインに恋をして、仲間との絆を深めようとして、ものすごくぎこちない感じになる(キャラに無い行動をする)というのもそっくり。

ヒロインは、イ・ユビ。『優しい男』で、主人公の妹チョコを演じていて、印象的だった。『夜を歩く士』で初めてヒロインをやったと思うのですが、イ・ジュンギの相手にしてはちょっと幼い感じでした。

今回もイ・ジュニョクの相手としては童顔なのかもしれないけど、幼い印象。丸顔だからでしょうか。

ストーリーは、そんなに新しいところは無く、ヒロインは契約職員で、なかなか病院の正職員になれず、正職員しか享受できないチャンスを逃して悔しい思いをしています。実習生で学生時代好きだった人がやってきて・・・という三角関係とか、困った先輩がいるとか、リハビリ室が舞台という以外は意外なことはあまりありません。しかしながら、二人の男性のどちらを選ぶのか、見る人は、ドキドキするかもしれません。それはうまくできています。

他の脇役さんも、レントゲン技師(極度の優柔不断で面白い人とか)とかお医者さん以外の人達がメインというところは目新しいです。

詩が好きで涙もろいヒロインにほっこりする、楽しいドラマだったので、8点です。

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