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『ひと夏の奇跡』

タイムスリップとは少し違う、ベンジャミン・バトン的に、恋人の年齢差ができてしまう話。

ヨ・ジング君は子役を卒業し、だんだんかっこよくなっているようですが、このドラマでは、ちょっとむっちりしています。18歳の役だからいいのですが。心と体が18歳で、他の同級生が31歳になっている世界に行ってしまう。

彼女のイ・ヨニちゃんがすごく愛らしくていいのですが、31歳にしては幼稚すぎるかもしれません。

18歳の時消えてしまった彼氏をけっこう普通に受け入れてしまうヨニちゃん、なぜかすごく説得力がある不思議な魅力のあるヒロインです。

彼は、消える前に起こった殺人の犯人にされてしまっていて、その解決とバラバラになってしまった兄弟(もともと両親はいない)とどう折り合いをつけて、絆を戻すかというところが問題。

そんなにご都合主義的ではなく、いろいろと、回りも巻き込みながら上手く展開していきます。

ヨ・ジング君は好きになれないのですが、子役あがりなだけあって、うまいですね。同級生も兄弟もみんなキャラが立っていて面白いです。

昔の回想は、ちょっと前の制服(今風なチェックとかではない)を着ている、ちょっと田舎の高校生たちと、甘酸っぱい青春、青い空・・・と新海誠監督のアニメ風なテイストです。

ヨニちゃんにもクリアしなくてはいけない、自分らしい生き方、自己実現、自尊感情の確立という問題があり、そこもなかなかうまく展開します。

タイムスリップと同様、最後はどう、収束させるの?どうなるの?ハッピーエンドなの?と気になります。

最後の方も新海監督風かもしれません。

ちょっと面白いドラマですが、主人公が好きじゃないので、8点です。すみません。

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