『アバウトタイム』

イ・サンユン、さすがにちょっと年を取ってきたけど、知的なさわやかさは健在です。

イ・ソンギョンは、華やかな美しさがある女優さん。でもイケズな役を何回かやって、それがインパクト大だったから、このドラマのようなしっとりした役が違和感です。よく泣いているし。

ミュージカル女優のヒロインで、歌は本人が歌っているのでしょうか。歌はうまいですが、ダンスはへた。まあ、そういうミュージカル女優さん、いますけど。

昔はお嬢だったけど、今は貧乏でがんばっている。イ・サンユンは、メンタル的にトラウマがある御曹司という韓ドラによくある設定。それに、彼女の方が、人間の寿命が見えてしまうという能力がある所が加味されています。

この不必要な能力のために、どういう風に二人の恋が翻弄されるかが、ちょっと興味深そうなのですが、展開がどんどんつまらなくなったのは、私の個人的な感想でしょうか。

スキューバダイビングのシーンあり、ロケもたくさんあり、舞台も、オーディションシーンもとにかくカラフルそうで、実はすごくしんねりしている・・・・涙が多いせいでしょうか・・・

イ・サンユンがいつものように（例えば、『２度目の二十歳』とか）知的でかっこいい良さが出せていない・・・もちろん、脚本のせいだと思われるのですが。

最後も、もうなんだか・・・納得いかない最後でした。けっこう複雑な状況を抱えていくのですが、その解決のしかたがはっきりしていなかったような気がします。でも、最後にある意味ハッピーになれる人もいるとは思います。

ライバルの財閥お嬢が、一昔前のライバルのように、どこまでも無茶苦茶にじゃまをするので、この人もうっとおしかったです。この女優さん、イム・セミちゃん、好きなので、早くヒロインやってほしいなと思っていたら、『私の恋したテリウス』でヒロインやったのでしょうか。見るのが楽しみです。

そんなわけで、６点です。