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『ラブリー・スター・ラブリー』

ひどい改題ですね。原題は、『ラブリー・ホラブリー』というので、別にこのままでも日本でOKだったのではないかと思われます。ホラーというほどではないですが、オカルト系、幽霊系のドラマです。

運命、厄受け(この言葉、『太陽を抱く月』のヒロインが王様の代わりの厄受けの巫女さんで、初めて聞きました)お祓いなどなど、迷信めいたことがいっぱい。でもラブコメで、そんなに暗くないです。

脚本はなんと公募で選ばれた作品。話の筋はちょっと変わっていて面白いです。愛と滅私の行為というのも一つのテーマ。愛する相手には自己自身、自分の命をも譲れるのでしょうか。それともそういう利他的なことができる人は別に愛する相手じゃなくても、そういう行為をするのでしょうか・・・・

パク・シフは、元アイドルで今は人気俳優(最近こういう設定の人多い・・・)ヒロインは、厄災続きの情けない、まだデビューできてない脚本家。(こういうヒロインも最近多いような・・・・)

それにしても、ヒロインのソン・ジヒョって、『宮』の敵役に始まって意地悪な役ばっかりのイメージですが、ヒロインでいい役もいくつかやっていたのですね。

最初に情けない様子で、ほとんどすっぴんで髪がぼさぼさというのは、『主君の太陽』のコン・ヒョジンを思い出しますが、似たような感じです。

脚本を書くプロセスもお話の中でけっこう重要で、脚本家さん本人の経験が入っているのだろうと思わせます。

もう一人、2番手くんは、最近よく言われる「子犬系年下男子」のイ・ギグァン君。以前BEASTと言ってたグループの人。初めての大きい役のようで、ちょっとまだまだだなあと思ってしまいました。K-popのアイドルでも上手な人はいっぱいいると思いますけれども。

過去の事故に関する謎、主人公二人の謎、脇の人達の変な行動の謎など、たくさんの謎がだんだん解かれて行くやり方は結構うまいと思いました。しかし、まあオカルト系なので、ツッコミたい所はかなりあります。

パク・シフがかなり面白くてかわいいので、8点にします。

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