『刑務所のルールブック』

久しぶりにいい日本題だなと思いました。主人公が野球選手だからルールブックとつけたのですね。

主人公の、パク・ヘスさん、誰～～～～？と思いましたが、まあ、顔はわかるなあという・・・

『青い海の伝説』の刑事ですよね。普通ならチョン・ギョンホが主人公なのでしょうけど、今回彼は助演です。

意外というか、これまで悪役の多かった人達がすごくいいです。

主人公の元恋人のクリスタル。アイドルだし、『ハベクの新婦』の時、鼻につく演技というか下手だったのですが、なんか今回きれいだし上手に見えます。

すでにベテランという感じのチョン・ウンインさん。最近悪役ばっかりですが、今回複雑な性格の刑務官をいい感じで演じてます。

その他、刑務所なので、おじさん、お兄さんがいっぱい出てきますが、同じ房の人達は人間関係楽しいです。

けっこう長いドラマなので、終わったら、キャラたちが懐かしくてこのドラマロスになりました。

麻薬常習者のイ・ギュヒョンという俳優さん、不思議な味です。これで注目されたらしく今年、良い役についているようです。

でもなんといっても、存在感を示したのは、チョン・ヘインでしょうか。あまりいいと思わないのですが、急上昇中ですよね。『三銃士』の一人を演じた時、影薄いなあと思っていたのですが・・・・

『あなたが眠っている間に』に続き、筋肉を保って、軍人の役をやっています。

しかし、このドラマをスペシャルなものにしているのは、やはり主人公ですね。茫洋として不思議な魅力の俳優さんです。イケメンじゃないとは思いますが・・・

コミュ障とも思える、野球一筋で、世間知らずのピッチャーが誤って殺人を犯してしまい、刑務所に来るのですが、この一般人としてはダメダメな主人公は、本当に色々な事を経験して成長していきます。

もちろん、受刑者がみんな幸せになるわけはなく、短い刑期の人はどんどん出て行くのですが、様々な展開を見せます。刑務官たちもくせがあって面白いし、チョン・ギョンホも公務員試験を受けて、別に刑務官になりたくて来たわけじゃないので、彼も葛藤があります。主人公の親友ですが、同じようにレベルの高い野球をやってきて、プロにはなれなかった人なので、この二人の間がらも本当のところ、どうなの？って視聴者は心配をかかえつつ見ることになります。

面白かったです。９．５点にします。