『花遊記(ファユギ)』
中国も韓国も日本でも西遊記という物語の影響は大きいと思います。
韓国ドラマや映画でも西遊記のモチーフが出てきたりしますが、これはガッツリ西遊記のキャラクターを使っています。ずっとキャラが生きていて現代に住んでいるという。
三蔵法師は、ネパールやインドの山を越えてお経を中国に届けたのだから、屈強な男らしいお坊さんだったかもしれませんが、なぜか、中国の昔の絵や、日本のドラマでも優男で、夏目雅子さんが演じたりしています。
というわけで、この韓ドラでも、オ・ヨンソちゃんが三蔵の役です。
主人公はもちろん、孫悟空ですが、イ・スンギ君演じるソン・オゴン(韓国語読み)は、尊大なツンデレ。でも実力はあるんですよね。チャ・スンウォンが牛魔王で、悪役かと思ったら、微妙ないい役。
イ・スンギとチャ・スンウォンと言えば、『君たちは包囲された』を思い出します。慣れた感じで掛け合いもすごく面白いです。
孫悟空と三蔵にラブがあるのはへんてこな感じがしますが、オ・ヨンソちゃんが子供の時にオゴンと会っていて・・・というちゃんと起承転結のある話です。
イ・ホンギ君が猪八戒なのはかわいそうですが、アイドルスターで結構いい役です。
沙悟浄が会社の社長で有名な脇役のオジサンなのも面白い。
あとは、ソンヒョクさんという俳優さんが、冬将軍と夏仙女の男女を二役(?)で演じているのも面白いです。
悪霊とか、ファンタジーまみれのドラマなのでそういうのが苦手な人はだめかもしれませんが、私は西遊記という物語が大好きなので、その中のキャラとかアイテムが出てきて大変楽しめました。
イ・スンギ君は別に好きじゃないのですが、それなりにかっこよかったです。
というわけで8点です。