『ケリョン仙女伝～恋の運命はどっち』

ムン・チェオンがヒロイン（仙女）のファンタジー。完全にフェアリー・テールの世界で、ぬいぐるみっぽいのも出てくるので、そういうのが苦手な人はだめかもしれません。

日本の天女の羽衣という伝説は、各地にあるのだけど、元は中国や韓国なのでしょうか。基本的に天女（仙女）が人間界で水浴びをしている間に、その羽衣を持っていっちゃった木こりとか貧乏な男と結婚するという昔話ですよね。

ケリョン山に伝わる伝説も似たような感じのようです。

このドラマは、いなくなってしまった木こりの夫を699年も待ち続けている仙女さんの話で、子供も半分人間なので寿命があるようで（？）何度も転生しています。

まあ、つじつまや論理性を追求してもしょうがないドラマだけど、最後の方は妙に因果関係や報復、許しなどかなり理屈っぽいかも。

前世は、人間とは限らないし、ジェンダーも様々なはずなので、まあそれはなるほど～と思わせる感じです。

二人の男性（大学の研究者）のどちらかが夫の生まれ変わりなのですが、どちらもなかなかいい味出してます。

ユン・ヒョンミンは、私は大ファンなので（だからこのドラマを見始めたのですが）コミカルかつ、ちょっと難しい役をまあまあよくこなしていると思いました。

もう一人の助手くんのソ・ジフン。彼が今回は非常にうまかったと思います。

ついこの間まで高校生ばかりやっていたと思うのですが、最近良い役がついているようです。

長身でかわいい顔なので、役柄はちょっと限られるかもしれないと思いますが・・・

若いし、イノセントな役はぴったりだと思います。

脚本家さん（ユ・ギョンソン）をググるとこの作品しか出てこなくて新人かもしれません。駄作とは言えないけど成功作品ではないと思いますが、なんとなくヒット作を生み出しそうな脚本家さんという気がします。期待しましょう。

7点です。