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『七日の王妃』

王族二人とヒロインの三角関係を描く時代劇は多いように思うのですが、これもその一つ。

ヒロインはパク・ミニョンで、嫌いな人も多いようですが、私はちょっとコミカルな演技もうまいので嫌ではないです。

イ・ドンゴンが悪名高い燕山君で狂気の入った難しい演技をこなしています。最近は、王子様系じゃない役が増えました。ヨン・ウジンが弟の大君で、後の中宗という王様。チャングムその他でよく出てくる王様です。

燕山君の側室で有名な悪女、チャン・ノクスも出てきます。ソン・ウンソちゃんという『ボイス』の主要メンバーの女優さんが演じていますが、それほど印象的な役ではなく、彼女のせいではないかもしれませんが、インパクトは無いです。

革命を起こそうとするメンバーたち(実際に歴史的反正パンジョンが起こるのですが)はなかなかいいです。特にかっこいいけど3枚目のスーシェフ(ああ私の幽霊様で)と呼んでいる、カン・ギヨン君がけっこう真面目な友達です。

コ・ボギョルちゃんもメンバーで、商家のお嬢様でヨン・ウジンのことを好きなライバル役。

この人はすごくかわいくてぶりっ子な役も多いですが、このドラマでは結構毒がある感じ。

『不滅の恋人』(または大君)も同じように兄弟の王族がヒロインをめぐって争うのですが、あのドラマではお兄ちゃんの王様がものすごく勝手に一方通行でヒロインに片思いしていて、ヒロインと弟はラブラブでなんだかな~というドラマでしたが、(結局リタイア)このドラマでは、ヒロインと燕山君が心を通わせるシーンもあります。ヒロインが燕山君の心を開くので、そのまま行ったら、燕山君は残忍な王様にならなかったかもと思わせる感じです。

ヨン・ウジンは、彼にとって最初の時代劇、『アラン使徒伝』の時、馬の乗り方とか、所作や立ち回りがへたくそで、何この子?っていう感じでしたが、さすがに7年くらいたって、余裕になっています。

でも時代劇向きじゃない感じはします。

韓国時代劇は子ども時代もしっかり描かれますが、このドラマは、ヒロインとヒーローが経験する子供時代の出来事がちゃんとその後も影響を与えていて、なかなかいいなと思わせます。

大作ではないですが、佳作という感じがします。

7点です。

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