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『カイロス~運命を変える1分』

カイロスとはギリシャ語でチャンスの意味。まさに10:33に1分だけつながる過去との通話が唯一のチャンスとなっていきます。

『シグナル』とも『Times』ともまた違う展開ですが、過去の人と通話がつながるところは同じ。


シン・ソンロクさんのくるくる変化する演技もイ・セヨンやナム・ギュリなどの女優さんたちの熱演ももちろん良かったですが、私は、彼らと共に年末の演技賞新人賞を取った、アン・ボヒョン君に注目しています。

彼は、『梨泰院クラス』で悪いやつをうまく演じていましたが、このカイロスではかなり難しい役。スーツも似合っていますが、なんかミステリアスな男。今アマゾン・プライムで配信中の『ユミの細胞たち』ではラブコメの男性主人公をけっこうかわいく努めています。あまり人相が良いとはいえませんが、人相がかなり悪いソ・イングクでもトップスターになったのだから、アン・ボヒョン君も可能性はありますね。


時間を使ったリアルファンタジーでは、ある程度整合性というか、視聴者を納得させる展開が必要ですが、このドラマは中盤から最後の方は正直、過去と変化した現在(過去を変えてしまったため)がわけがわからなくなります。登場人物もわけがわからなくなるのですが、見ている視聴者はもっとわかりません。 シンプルすぎるとつっこみどころが増えてしょうむなくなるとは思いますが、込み入っているとついていくのが難しくなってしまいます。

そういう意味で、ちょっと問題作ですが、それでもなんとか面白く見られるのは、初回、2回目くらいが衝撃的に面白いのですが、それをいったい、どう収集していくのだろうという興味です。


あまりラブコメなどを見る気分じゃないなあという時、サスペンスものを見たいなあという時、見てほしいドラマです。


8点にしておきます。












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