『コンビニのセッピョル』

これ、原題のままのタイトルです。ほとんどのドラマのショットが、下町の角のコンビニのセットの中だけなのですが、全然地味な感じのドラマじゃありません。

アクションもあるちょっとドタバタな喜劇です。

でも、チ・チャンウクとキム・ユジョンちゃんなので、ビジュアルに文句はないです。

キム・ユジョンちゃんの事務所は、『とにかくアツく掃除しろ』といい、このドラマといい、ハチャメチャなラブコメばっかり出演させるのはなぜでしょう・・・シリアスなのは、もうちょっと年を取ってからと思っているのか・・・・

ちゃんと仕事してたら、大女優になっていくと思うのですが。2番手のハン・ソナという女優さん、元カノの女王と呼びたいくらい、邪魔する元カノが多いですね。そんなに意地悪そうに見えないし、そこまで卑劣にならない程度の元カノさんです。

チ・チャンウクの店長さんは、もと、そこの本社の社員。このフランチャイズの本社とお店の関係とかちょっと触れそうで触れない・・・実際のGS２５（巨大なGSグループのチェーン）の名前を使ってるからあまりつっこんだ話にはできなかったのでしょうか。

お母さんがキム・ソニョンさん。『愛の不時着』でもすごく良かったけど、今回も釜山なまりのひどい面白いおばさんです。『椿の花咲く頃』でもいい味だしてました。こんなに出てたら食傷気味になりそうなのだけど、この人、けっこうメイクとか雰囲気とかなまりを変えていて、出演作によって感じが違うので、そのあたり上手ですね。

このドラマは、SBSの『熱血司祭』の後だったらしく、パロディがいっぱい出てきます。しかも新人賞を取った、おかっぱ頭のヤクザをやっていた、ウム・ムンソク君が主人公の友人なので、もちろん彼もパロディ演じてます。この人はウェブ漫画家なんだけど面白すぎます。

それにしてもチ・チャンウクは、アジアのスターなのですから、『奇皇后』とか『ヒーラー』のような作品がまた回ってくるといいなと思います。とはいえ、最近の『K2』とか『あやしいパートナー』とか『僕を溶かしてくれ』と比べるとこのドラマが一番面白かったような気がします。

ということで、8点です！