『チェックメイト～正義の番人～』

全然良くない日本語タイトルですが、労働者の状況を「捜査」もできちゃう労働監督官のお話。キム・バンディという脚本家は、2019年のSBS大賞をこれで取ったのですが、『ラブリー・アラン』の人で、ありそうな話を極度にコミカルに面白く展開できる人だと思いました。

キム・ドンウクもヒロインのパク・セヨンも助演の人もみんな大賞を取り、すごく話題になった作品ですが、全体的にはショボイ感じのドラマでありながら、満足できる仕上がりです。

キム・ドンウクは、コーヒープリンス以来、どこ行ったの？的な俳優さんでしたが、カムバックくらいの勢いで人気が出ています。この後主演が続きました。

というわけで、見てみないとなーと思い、再放送を録画して視聴。細かいことは置いておいて楽しめる勧善懲悪のお話です。

公務員ですが、捜査も逮捕（？）もできるのでスカっとしますし、もと高校の先生だったというので教え子がいい人も悪い人も出てきてそこも面白いです。

個人的には、脇役のリュ・ドックァンが大好きなので、こういう複雑な役はうれしいです。

でもやっぱり彼は、神のクイズやハンムラビ法廷の役のようなちょっとおちゃらけている人が上手だと思うので、そういう役をふってほしいところです。

キム・ギョンナム君も着実に役の番手（？）を上げてきていますね。去年の『一人だけ』というドラマでは男性主人公をやるまでになっています。

主人公のキム・ドンウクは、先に『その男の記憶法』を見ていて、スリムでインテリなイメージだったので、体重を増やしてのぞんだ、こういうおおざっぱなおおらかで男らしい役どころにびっくりしました。上手にやっていたと思います。

パク・セヨンは、メロドラマから、家族ドラマなどなど、あまりにたくさん出ていますが、いまだに若々しいですね。こういう強い役の方が向いていると思います。

そんなわけで、韓国の人気ほどには感動しませんでしたが、面白いドラマでした。

8点です。