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『マウス』

イ・スンギ君と性格俳優、イ・ヒジュン、ダブル主演のサイコサスペンス。

最も凶悪なサイコパスのことを、プレデターと言うらしく、そういう遺伝子を持った人の話。

「そういう」遺伝子を持っていても、もちろん殺人などを犯す方向に発現しない場合もあるはずなのだけれど、そういった話はこのドラマでは出てきません。


tvN局らしく、とにかく画面も展開も暗いですが、緊張感が持続するし、イ・スンギ君がどうなるのかドキドキしてしまうので、面白く見られます。サイコパス関係のドラマは多いですが、その中でもこれは結構いろんな意味でこわい・・・ ホラーっぽくはありません。


イ・ヒジュンは、これが当たり役となったのではと思います。うまいし、魅力的だけど、この人とかチ・ジニさんとか、ガタイが良くて顔が四角い人が以前は私にとっての韓国人の典型的顔というイメージでした。今は、あまりにも色んな顔の人がいるとわかって(当たり前ですが)韓国人的顔というのが消えてしまいました。


ヒロイン(?)のパク・ジュヒョンは、新人だと思いますが、迫力ある演技を見せています。27歳らしいですが、十分高校生に見えるナイーブさも持っていてすごくいい女優さんになりそうです。


登場人物と創造主である、神との対話も時々出てきます。韓国の若者は宗教離れしているそうですが、それでも教会という自分と向き合って祈る場所が身近にたくさんあるのは羨ましいことです。別にこのドラマに宗教的側面は無いですけど。


マウスというタイトルは、大体、視聴者は中盤で意味に気づくのではないかと思います。荒唐無稽な部分もあるけど、がっつりこの世界に浸って見られるドラマです。

ただ、最近韓ドラは、16話が主流で10話や8話のものもあるので、20話というのが冗漫に感じてしまいました。そういうわけで、8点です。




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