『今、別れの途中です』

アマゾン・プライム配信のソン・ヘギョ、チャン・ギヨンのしっとりしたラブストーリー。

いい意味でも悪い意味でもちょっと古臭いので、アマゾンでは評価があまり良くないのでしょうか。

私は、すごく楽しめました。ソン・ヘギョの『ボーイフレンド』ほどではないですが、繊細なラブストーリーが好きな人には受けると思います。とにかく、主役2人が美しいです。

チャン・ギヨン君は、大女優の相手を次々つとめ、それに埋もれる事なく飛躍してほしいです。

まあ、ヒロインは、有名な韓国のアパレルブランドの主任デザイナーで、チャン・ギヨン君は、ひっぱりだこの売れっ子カメラマンというゆめゆめしい設定で、その割に、昔の恋人とのくだりやお母さんとのしがらみが古っちい流れなので、若者は、つまらなく感じるかもしれません。

昭和世代は、まだまだこういうお気楽になれない女性の気持ちがよくわかるし、悪くない筋運びだったと思います。

パリでもいろいろなところでニアミスですれ違っていた運命的な恋人たち。なかなか感動的です。モンマルトル（？）のような坂が何度も出てきて又行きたいなあと思わせます。何百年も変わらない美しい都ですね。

私は、韓国のジョンセンムルというメークアップアーチストの名前のついた化粧品が好きで、特にクッションファンデのファンなのですが、ジョン・センムル先生ご本人が、急にドラマに登場したからうれしびっくりでした。メガネをかけておられて特徴的なので、すぐわかりました。

この変わったタイトルですが、結構意味があって、そして、ドラマ中にも意味が少しずれていったりします。

洋服というものをまだ200年も来ていない日本人や韓国人にとって、それの製作者、デザイナーは、自国のブランドを守るにしても自分のブランドを作るにしてもまだまだハードルは高そうです。

私は主役2人が年の差を感じさせず素敵だと思った

ので、8.5点にします。